otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

古本は万能

otobokecat2010-08-17

番頭が運転免許証の更新に軽井沢警察書へ行くことになり、かなり久々に町の東側に車で出かけることになり、それなら!と私も同乗して、市村記念館隣のギャラリー「蔵」(この書き方があっているのかどうか不明)で行われているインテリア・エキジビション[extension/store]を見に行くことにしました。
お盆の週末が終わったものの、午前中は国道18号線軽井沢方面は、中軽井沢あたりからずっと渋滞しているにちがいないと予測して、1000m林道を使って星野経由裏から周り、役場あたりで18号に出たらやはり混んでいましたがなんとか辿りつき、市村記念館前で私だけ下車して行ってきました。

実は、隣の町立図書館に来たことはあっても、このエリアに入るのは初めてなのです。表の渋滞とは裏腹に木々がこんもり生い茂る一帯には、葦が茂る雨宮池や旧雨宮邸、市村記念館など古い趣のある建物が佇んで、カンゾウ、フシグロセンノウ、ササユリなどがひっそりと咲いている静かな空間がそこにありました。

入り口入ってすぐ右手に「蔵」はありました。暖簾をくぐると、そこには素敵な空間が出来上がっていました。この蔵の持つ質感を上手く使って、ユニセックスな「山の朝」を迎えた部屋ができていました。家具も雑貨もすっかり我が物顔にその場に馴染んでいるようでした。
壁際にはスタリスティックな棚があり、そこにコロニーから出張していった本が並んでいましたが、上手い具合に納まっていましたよ。古本は万能だと思ったことでした。ぴかぴかの新しい本ではこうは行きません。スタイリスト黒田美津子さんの目の付け所はさすがです。
雑貨もとても充実していて、さすがスタイリストさんの展示だなと。22日迄です。会期中に是非どうぞ。入場無料 (10−17:00)
自転車で行くのが一番スムーズですが、ソウも行かないでしょう、車で行かれる場合は、下記の駄文もご参考まで。

敷地内の旧雨宮邸で行われている「稲垣黄鶴」の書の展示も建物と相まって素晴らしいものでした。やはり歴史のあるものにはおのずと時のつけた趣と風格があり、こればかりは一朝一夕には作り出すことはできません。単に建物を保存するだけでなく、展示スペースにすることで活かされていくことは、建物にも展示物にもプラスになっているように思いました。

帰り道、中軽井沢のハルタさんに寄って昼食用のパンを買い、元気のいい店長さんに店のパンフを当店で配布するために沢山分けてもらって、ぎりぎりセーフで追分に戻ってきました。ハルタさんも古きものを活かして使っているお店です。
途中反対車線を見ると、18号線上りの渋滞はさらに長くなってきていました。火曜日でも混むのですね。その影響で美術館バスなどが時間を大幅に遅れて運行して、困ったというお客様がいました。

町の西側から[extension/store]に行かれる方は、18号線ではなくバイパスを使って軽井沢方面へ向かい「一龍」迄行き左折、南原を通って、新幹線、18号を越えるループから図書館、歴史民俗資料館のところに出て、そこの駐車場からも離山公園に入ることが可能です。朝から昼過ぎにかけて中軽井沢から離山付近の渋滞は恒常的の模様です。夕方は逆が混みます。