otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

彼岸

「暑さ寒さも彼岸まで」というのはここではまさしく実感していますが、まだまだ暑い所もあるようですね。まさしく残暑?
手前ごとで申し訳ありません、おかげさまで追分の三連休はいい日和の中で静か〜に過ぎていきました。
当店としてはこのカレンダーがめくられると、イベントが次々とある月となることもあり、今は嵐の前の静けさの感があります。今の間に番頭はせっせと本を本棚に入れています。ありとキリギリスの教えに従って?
追分の火曜日は、ささくらさんもゴンザさんも、寿美やも定休日で、いつも眠ったようになるのですが、昨日の月曜が祝日だったのでわれらは東京市場に行きそびれたこともあり、斜め前の堀辰雄記念館で開催中の「堀多恵子展」に見えるお客様もみえるだろうし、この際店を開けてしまおうということに急遽しました。どのみち連休明けの平日は発送業務も沢山あるので、店内で仕事はしているので、暖簾を出すかどうかということなのです。
結果はというと、開けて◎(よかった)!でした。昨日より売り上げがあったくらいです〔笑〕。喫茶を頼まれる方も多くて、やはり時間の使い方が休日と平日は違いますね。ご来店いただいた方有難うございました。
赤とんぼが飛んだりとまったり、風がそそっとススキが穂をたなびかせていきます。草むらにはたでが茂り、昨年よりも小規模ですがアサマフウロもパッチリと咲きました。
昨日墓参りに行ったら、親戚の人が来てくれていたようで、すでに花があがっていました。野で手折ったススキとミズヒキを足してきました。良く晴れているのにぱらぱらぱら・・・と葉に何かが当たる音が絶え間なくしています。墓の隣にそれは大きいケヤキがあるのですが、もしかしてその実かしら。寺の裏の墓地は鬱蒼とした森の中にあるので今までそれが何の樹なのか気にも留めませんでした。初めてこの音によって見上げて見た次第。あまりに高すぎてよくわからなかったけれど、視線がずっと幹を滑り降りてきてみたら、直径1・5mはある幹の根元の樹皮がぼろぼろむけており、多分これはケヤキです。樹齢はいったいどのくらいだろう?墓掃除はこの樹のお陰で大変なのですが、神木のような立派さに守られているような安心感があります。ケヤキの実は小さいと聞いていますが、降るのは今頃なのかしら。
今夜は立派な月がみえます。明晩が十五夜のはずだけれど、あいにく見られないかもしれませんね。
■ミズヒキソウ
◆私事ですが、お陰さまで大御所は退院する運びとなりました。家に帰ることができるとわかったとたん元気が湧いてきた模様デス。つい先日の騒動を考えると奇跡的です。感謝。