光の座布団

先週の快晴の日の午前中、ふと見るとベル公が珍しく床で丸くなって眠っていました。普通の猫には珍しくも無い光景でしょうが、こいつは非常に用心深い猫なので、ホットカーペットでもついていない限り床の上では眠りません。ソファの中でもクッションの積み重なった一番高い場所とか、二段ベッドの上とか、たんすの上とか、押入れの奥深くとか、人の手に届きにくいところを選んで丸くなります。無防備に寝姿をさらさないというわけなのです。そのベル公が床に丸くなった訳とは･･････ちょうどそこに天窓から日が差し込んで暖かくなっていたからなのでした。すっぽりと四角い日差しの中に収まり、まるでそれが座布団のように見えました。
このところ涼しいを通り越して寒くなってきた追分。陽だまりに誘われて油断したベル公を激写しておきました。今週は曇りマークの並ぶ日々で光の座布団にはありつけないベル公です。

猫は涼しいところや、暖かいところを探す名人です。ついこの間まで木陰で涼んでいた屋外猫のきつね君も、もう草の上では寝なくなりました。きっとどこかの縁側の下にでもいい場所を見つけたんでしょう。秋雨の毎日、濡れないで過ごせる場所を確保しているんでしょう。野良猫にとってここではもうすぐやってくる超厳しい冬に備えて、暖かいネグラも見つけておくことは死活問題です。
携帯に入ってきた「こうほうかるいざわ」の話題は「クマに注意！」でした。熊もまた冬に備えて必至になっているに違いありません。
ここでは懐中電灯と鈴は備えあれば憂いなし。
今日のキノコは、店の脇の笹薮に必ず出没する大型キノコ。直径１８−２０ｃｍぐらいあります。今回は４つ同時に出て壮観です。こんがり焼けたパンケーキに似ています。食べられるきのこだとＵさんは言うのですが、大きすぎて手が出ない私です。１０月１０日のキノコ祭りの時にも出ていたら、鑑定に持ち込んでみようかと思っていますが多分、こう書くとキノコは出てくれない気がします。

マジカル・ミステリアス・マッシュルーム・ツアー