otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

風にあおられて


台風の進路を気にしながら、予定を一日早めて30日に関西から名古屋経由で追分へ戻りました。
三度目の正直で、このたびは義父はもう戻ってきませんでした。
7月下旬に入院してから奇跡的に二ヶ月で何とか自宅に帰り、それから一ヶ月自宅療養の末の静かな旅立ちでした。
あたかも、結構しっかりと枝についていた大きな葉っぱが、折からの風におられて、意外にあっけなくひらりと舞い上がって天空に散っていったかのような感じでした。店が最盛期の8月、そしてイベント続きの秋をほぼ終えてからの旅立ちで、おそらく父なりに意識して頑張ってくれていたんだと思います。10月にある秋の目白押しのイベントのことを枕元で話すと「そら、ええこっちゃ」とうなづいてくれましたね。
ことのほか暑い夏で、介護の義母は大変でした。そんなきつい時に傍で支えることができなかったことを申し訳なく思っています。ただ今年は飛躍的な4年目であったことは間違いなく、我々の力だけではできないことも、いろいろなご縁で実現しました。それらを最後までやり遂げることができたことを感謝してます。にわかに番頭のしぐさに義父の片鱗を見るようになった、気のせいかそんな気がして仕方がない今日この頃です。


しばらく筆が止まっておりご心配をおかけしました。鬼嫁としたことが。
「さっさと書かんかい!」と言う声がどこからか聞こえてきて、我に返った始末です・・・。