otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

地のゆらぎ

追分でもかなり長い揺れがありました。たまたま外にいた私は、池の水が上下に揺れているので、風もないのにどうしたのだろうと思い、近づいてみると池中が風呂の水のようにチャポン、チャポンと揺すられておりも見上げると店の建物がわさわさと揺れて、地震だと気がつきました。
慌てて店に駆け込むと室内はゆらゆらと大きくゆすられていて、つるしてある電灯等が振幅を持って振れていました。かなり長く、だんだん気分が悪くなってきました。
棚においてあるだけで固定していなかった(不安定な)時計が落下したくらいで、本棚の本等には一切トラブルはありません。ラジオをつけるとすぐさま津波警報が聞こえてきて、事の重大さを知り、インタ−ネットで確認すると軽井沢町御代田町の震度は「4」、佐久市は震度「5弱」とのことです。ここが震源でないこと、全体の状況がわかり、ラジオはやはり身近にないとだめですね。
ネットの情報によれば、かなりの範囲で日本列島全体が揺れを感知しており、こういったことは珍しいと思います。
とにかく震源地に近く被害にあった方に、集中的に迅速な対応がなされますよう、祈るばかりです。東京に親族が多いので、それも気になりますが、通信も今は緊急が優先で、個人的な対応は控えておこうと思っています。

以下私的伝言板・・・・

■東京に一人で住んでいる少年R(大学生)は、たまたま木曜日に帰省していました。東京から車で送ってきてくれた友人は木曜日のうちに帰途についており、一日違いで高速道、新幹線が停止している今となっては、奇跡的な気さえします。
少年Rは就職活動中の大学生であり、友人たちは日常とはちがって慣れない場所で被災している人もいるようです。頑張れ。

■夜半に連絡が取れ、なんとか無事が確認できましたが、帰宅できていない者もいるようですが、年配のものは自宅にいるとのことです。あと10分したら電車に乗るところだったとのこと、危うく難を逃れました。夜になって、数人の知人からメール等で安否連絡が入りましたが、中央区:マンションの高いところにすむ人の家では食器棚等に被害が出たとのことです。

深夜外に出てみると、いつもと変わりなく静かな満天の星空でキーンと冷えていましたが、少々異様なことに、時折浅間山の向こうで稲光が光っています。北の空を見つめていたら、流星も数回見えましたが、まるで火花のようで、天と地の音の無い叫びにも感じられました。
天と地よ、どうか沈静してください。