otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

小さき声2 本末転倒

やはり停電が首都圏の大混乱を招いているようです。運休している電車も増えているなかで、調布駅吉祥寺駅などで出勤しなくてはならない方々が長蛇の列を作っています。
猶予が無かったとはいえ、今日に行うことになったわけですが、災害後はじめての平日だということなので、なんとか今日の実施は見送れなかったかと、残念です。
各家庭に対して、もっと実用的な節電、節約の通達はできないものでしょうか。イメージは道路の工事を考えて見ましょう。片側通行をさせていれば、時間がかかってもなんとかなりますが、ごく一部でも全面通行止めになれば空を飛ばない限り通ることはできないことになります。つまり、すべての人が節電すれば、完全に停電しなくても何とかなるはずです。
停電のニュースによって引き起こされた人災となりつつあります。まだ余震の可能性も有る中で、ダブルパンチになる可能性もあります。いち早い、企業の先導が求められます。出勤シフトを作成し、毎朝全員が出勤することはしないことを強く希望します。そして一度出た人は、二泊ほど車内に泊まりこむのはどうでしょう。通常の通勤ができないと、通勤時間の所要時間も増え、辿り着いても帰宅を考えるとまともな仕事ができるはずもありません。無駄なエネルギーを使いすぎです。

自宅待機を宣言するほど、確実な節約はありません。自宅待機している人は、自宅の家事の負担も多いはず、それに大いに役立つはずです。特に小さいお子さん、介護人を抱えている家庭は、家を守るのも大事な仕事です。
今回の停電に地震の被害を受けた方も含まれているとききます。これもかなりひどい話です。

今回の停電のグループ割についても、「ホームページをご覧下さい」とは本末転倒。インターネットは電気がなければ見ることはできないし、パソコンを操作できない人がどれほどいるかわかっているのでしょうか? 

節電を呼びかける努力が、いまもっとも求められていると思います。

福島原発のニュースが時間をかけて報じられていました。東北地域の人にとっては、東京電力のためだけに存在するこの発電所によって、近隣の住民が非常に危険な思いをしているわけですから、首都圏が多少の不便を強いられるのはいた仕方ないことではあります。しかし人災に結びついては決してならない。仮に混雑している電車が大きな余震の影響を受けるかもしれない、混んだホームから人が落ち人身事故がおきるかもしれないわけですから、どうか、今日一日の混乱ぶりを反省して、今後仕切り直しをしてください。

商店・コンビニエンスストアの照明を落とすとか、首都圏に有る自動販売機の電源を止めるだけで、かなりの節電になるはずです。

少年Rには安全第一であり、こういうときこそ、すべての「真価」が問われると話しました。危機に面した時こそ、企業の力が試されていると思います。
信州からは電力が協力できないことが残念です。せめても「声」のバックアップをしたいと思います。緊急情報ではないのでツイッターには載せませんが、小さき声でもあげないよりあげたら、なにか役立つかもしれないと思い書く次第です。