本よりパン？

小布施境内アートｘ苗市二日目（昨日）は、天気にも恵まれて、本も売れたようですが、今回も場所はお隣が飯綱高原のパン屋「きなり」さんで、その売れ行きの凄いこと！に圧倒されました。一日二回、三回と補充したのもあっという間に売れていったそうです。どうも本はパンには勝てないようでした（涙）。
それでも古本も店売りよりも良く売れてくれて、早起きして出かけた甲斐がありました。店を覗いてくださった皆様、有難うございました。
となりの「きなり」さんからカンパーニュというのかしら、丸く大きな固いパンをお土産に買ってきてくれました。（間隙を縫ってようやっと買えたらしい･･･。）早速今朝スライスしてみると、胡桃が沢山入っていました。どうりでずしりと重いと思った！軽くトーストして、ミネストローネスープといただいたら、美味しかったです。やはりパンには勝てないことを実感したのでした。

昨日店には、追分のジャズ喫茶「だーちゃ」さんからご紹介いただいた中村道雄さん夫妻が見えました。組み木絵の作家さんです。木の本来の色（まさしく天然色）を巧みに使って絵を描くという非常に手の込んだ技法です。一切着色せずに、虹まで表現できるのですから凄いです。中村道雄さんの宮沢賢治の絵本が数冊あったのですが、すべて売れていってしまい現在は店内にはありませんが、賢治の話に実に良く合っていました。
何時の日にか、ブックカフェで絵本の原画展ができたらいいですねと言うとうなずいていらっしゃいましたので、少しは脈はあるでしょうか？むしろちゃんとした絵本の森の展示室でライトを当ててやった方がいいかも知れません。
なめとこ山の熊 (日本の童話名作選)
宮沢賢治,中村道雄 偕成社 1986/10

組み木絵本 ふるいみらい (fukkan.com)

そこなし森の話 (日本の童話名作選)
佐藤さとる,中村道雄 偕成社 1989/03
「銀花」にも取り上げられているアーチストです。何時の日にか是非原画を見てみたいものです。