otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

幸福の黄色い鳥?それとも

朝も早くから窓をたたく奴あり。
ソウです今年もキビタキ♂が我が家にやってきました。
実は昨年あたりからキビタキが、窓辺にくるようになっています。二、三年前に探鳥会をやっていた時に、谷口さんに旧東京女子大寮近くの林の中で良い声でさえずっているキビタキをプロミナで見せてもらって、声には聞き覚えがあったけれど、その名前と姿をはじめて知りました。そしてオレンジがかった喉元の鮮やかさにすっかり目を奪われました。
以来、その習性と色を頭に入れていると、初夏の林で縄張り宣言をしているキビタキ♂を少しずつ見つけられるようになってきました。冬餌台に集団で訪れるカラ属などとちがって、キビタキは単独で行動するのです。何しろ目立つその羽の色。ちょうどそろそろ蕾が膨らんでいるヤマブキの黄色と黒のコントラストがくっきりで、一度覚えると忘れない色合いです。
朝の横からの太陽光線が窓を鏡にする効果があるらしく、鏡の向こうのライバルを威嚇しているのか、ずっと窓に向かって鳴きっ放しなのです。そのうえ時々くちばしで窓ガラスをこつんこつんとつついたりもします。マッチ箱のような長方形の我が山荘の東西南北のすべての窓の窓枠にとまっては、ピイヨピヨと鳴いています。一番長くしゃべっているのは、ベランダに面した南の窓で、それがこの写真です↑。実は心配なのは、この窓がベランダの床からわずかに50cmの高さなので、熱心に窓に向かってしゃべっているうちに猫などに狙われないかと言うことです。実は昨年はやられてしまいました!
静かになったと思ったら、庭に黄色い羽が散乱していたのです【涙】。今朝はこの声で目が覚めたくらいの騒ぎですから、猫激戦区のこの天神山界隈で、猫ズが気が付かないわけがありません。明日からは南の窓にきたら、少し脅かしてやろうかしら。これはベル公の仕事にしようかな。
ちなみに、すでに追分野鳥食堂は閉店しています。多分キビタキは「虫」しか興味がないはず。どうして我が家に来るのか良くわかりません。他のお宅にも来ているのでしょうか?我が家は雨戸がないからかも?さて、明日の朝はどうなることやら・・・。
少々煩いものの、目が覚めるような黄色は元気の良い色。昨今の少々沈んだ気分から少しは解き放たれると言うことになれば「幸せの黄色い鳥」に認定します。

野草雑記・野鳥雑記 (岩波文庫)

野草雑記・野鳥雑記 (岩波文庫)

今日は平日ですが、普段の週末並みの来店者数でした。夜になるとまだ沢山の別荘に明かりが灯っています。通常ですと、連休明けから7月初旬まではまた閑散期ですが、今年は案外滞在者は多いような気がしています。5月といえどもまだ夜間は冷えますから、お気をつけて。でも実はこの時期が良い季節なんです。そのうち緑がむくむくと噴出し、花が次々に咲いて、ハルゼミもなき始めます。
中部電力浜岡原発云々のニュースも気にはなりますが、原子力の依存度はほかの電力会社よりも低く、またここでは生活できますから、高原で晴耕雨読エコロジー生活をどうぞ!
そして今の時期は山菜採りだけではなく、幸せの黄色い鳥を見つけてください。(山菜はもう少し大きくしてから採ってください。)
当店では連休後、イベントが次々に始まります。どれも規模は大きくないものばかりですが、高原に見える日程にあわせて、ご参加いただけると幸いです。恐れ入りますが、場所の都合で予約優先と致します。皆様の参加をお待ちしています。
お申し込みは電話:0267−46−8088(木金土日 12−17:00)
あるいはメールで:colony@indigo.plala.or.jp

【おなじみ!】5月22日(日): 9:00〜 ◆軽井沢・自然散策 小雨決行
◆『本を持って、森へ出かけよう』講師:高尾幸男さん(森林インストラクター)
■テーマ:「軽井沢に縁のある動植物に関する本の話」
■講師の高尾さんと追分の雑木林の中を散策し、散策後、ブックカフェで「軽井沢に縁のある動植物に関する本の話」を伺います。
♪参加料:800円(ドリンク込み、予約優先) 

【「本のまち・軽井沢」特別企画!】 
 5月28日(土) 15:30〜 ◆対談イベント
◆『70年代の雑誌(宝島+ガロ)を語る』郄平哲郎氏 x 南伸坊
☆編集者・放送作家など多彩な活躍をしている郄平さん。古本好きには晶文社植草甚一さんの本や雑誌「ワンダーランド」「宝島」の創刊の編集者として人気があります。その郄平さんに「追分に来てもらえないでしょうか」と突撃のお願いしたところ快諾していただきました。しかも、南伸坊さんも一緒に来てくれるとのこと。70年代ガロの編集長であった南伸坊さんとどんな話を聞かせてくれるか本当に楽しみです。この機会をお見逃しなく!
♪ 参加料:1000円(ドリンク込み、予約優先) @古書追分コロニーブックカフェ