otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

これぞまさしく福笑い!!

恒例の西宮神社の福男のニュースがテレビで流れていましたが、私には沢穂希選手のFIFAの世界女子最優秀選手賞と監督賞の佐々木監督、サッカー協会のフェアプレー賞受賞のニュースがなんと言っても日本にとってのでっかいお年玉だったと思いました。
あの夜中の観戦の興奮は本当に忘れられません。一番印象的だったのは、円陣を組んだ時の佐々木監督の笑顔でした。ワールドカップのトップを決める最後の大事な場面。ここまでタイできていれば、もう両方勝ったも同じですが、それでも最後の最後に勝ったと勝てなかったのは天と地との差があるこの局面で、あれだけ素敵な笑顔を見せることのできる監督はなんて素晴らしいんだろうと感動しました。
面白いことにその監督どうやら、駄洒落を連発してなでしこ達には少々呆れられている節があります・・・。
そして今日、佐々木監督は受賞後の各社のインタビューの中で来るオリンピックに向けて「金が信念(きんがしんねん)」とほざきました。参った!!この年始にどうしても私が年賀状にかけなかった4文字でしたが、今日吹っ切れたような気がしました。佐々木監督こそがまさしく福男。
ユーモアと笑顔がこの世の中を救うということが明確になった瞬間でした。
振袖姿の沢選手もなかなかでしたし、イヤーこの一年、楽しくやれそうな気がしてきましたよ。
おめでとうございます。

日本の笑い (コロナ・ブックス)
日本の笑い (コロナ・ブックス)平凡社 2011/12/19
「笑い」の壷が絵や工芸品に仕掛けられているという捉え方。布袋さんから浮世絵の笑い絵まで。現代は「洒落」「風刺」「滑稽」心を過去に置き忘れてきているのかもしれないなと。