otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

ここだけが白

新たな年になって初めての東京市場行きでした。ほぼ一ヶ月ぶり。数日前の雪がまだ残っているので、インターチェンジのアクセス道の様子も気になり、佐久ICを回って300円追加で行くことに。地面は積もった雪が凍りゴリゴリ、霧も捲いて真っ白な世界から這い出て行きました。しかし佐久まで行くとすでに路肩に雪が少しあるだけで、高速にのればもう乾いていて、なんだ軽井沢だけ白い世界であったというわけで、これなら帰りは佐久まで回らなくても大丈夫そうです。
おおむね道路は空いていました。順調に東京に入り、時間通り出品できました。市場では同じく長野のピープルさんが毛糸の帽子を深々と被って作業をしていました。ふと見ると番頭もです。この毛糸の帽子は寒いところに住む人のトレードマークといえるかもしれませんね。そういえば地元でも特に男性は冬はみんなかぶり物をしています。毛糸の帽子やハンチング帽など。おしゃれというわけではなく、髪が短いので寒くて被らずには居られない?
駐車場にとめに行き、番頭はなんとジャンパーを車に残してロックしました。私はさすがにコートを持ちましたが、東京の気温は長野から来ると本当に楽です。気持ちまで軽くなる感じ。
夕方小雨の中お客様の買取の箱を10箱受け取り、市場で買ったわずかな本の束を積み込んで東京を離れる頃には雨がかなり降っていました。練馬ICに向かう頃から雨脚がますます激しくなり、ラジオでは盛んに今晩から明日の未明にかけて東京でも積雪だと予報を出しています。
夕方五時の気温はまだ雪が降るには暖かく感じましたが、埼玉を通過するあたりで雨がしだいに白くなり、路面に轍の跡が見られるようになって来ました。上空が冷えてきた感じ。このまま行くと吹雪で上信越道はきついかなと思っていたところ、結局雨は途中で止んでしまい、なんと追分に着くまで降りませんでした。気温は横川が−2℃。
軽井沢ICを出ても、アクセス道の路面も乾いており、雪は地面に残るのみでした。
国道18号線に入ったところ−4℃。追分は−5℃でした。18号線から山道に入ったとたん、道路も真っ白。ヤッパリね。この凍てついた白い世界から出発して、12時間後冷凍保存された同じ状態へ戻ってきたというわけです。いやはや。ココ追分だけが白い「井の中の蛙だという」ことがわかった一日でした。
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