otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

見えるものと見えないもの

今年は一日多い二月ですが、二月はそれでも「にげる」月。早くも終盤に近づいています。昨晩あたふた20日締め切りの「日和文庫」の原稿を送付しました。人に本を薦めるのは難儀ですが、受信連絡で編集のKさんが買ってみたいと言って下さると、お世辞でも嬉しくなります。編集者としてはお上手ですね《笑》。また次も頑張ろうと思う私です。
相変わらずいろいろな意味で凍てついている追分です。雪はかつて降ったのがいまだに地面を覆い、一部凍ってさらに始末悪し。でももう無視、じたばたできない状態ですから。
中仙道の工事も佳境に入り、4月にずれ込むならば、閑散期の今のうちにどんどんやってくださいと言った手前、不便だ何だとは言っておられません。協力あるのみで、毎日交通案内のお兄さんの指示に従って、迂回したり臨時駐車場に止めたりしてしのいでいます。4月の声を聞く前にはなんとかピンチは脱出していることを希望中。コロニー前を掘って管を入れて側溝を埋め込んで、舗道の敷石を貼るという作業はおおむね完了。西(となりの油屋方向)に向かって工事は進行中です。
昨日は土曜日でしたが一度も玄関のドアは開きませんでした・・・。まあそんなわけで気分はまさしく冬眠中ですが、どうしてどうして!猛烈に働く冬です。こんなところでアピールしたところでナンボのもんじゃいという感じですが、店は今までうやむやになってきているネット掲載本の在庫管理と店の本棚の筋肉質化(←番頭語)中ですし、油やプロジェクトのほうも春に向けてこの寒さの中熱く前進中です。
クワトロ会議(勝手に命名しました、4つの味のピザ風会議)も中村仁さん、宮田さんの制作の合間を縫って開催しています。中村仁さんのブログにその様子が載っています。
油や本館の工事は、壁のぶち抜き作戦が無事終了して(これはなかなか大技でした)、アートショップを作り出す工事と、元帳場をカフェ厨房に変身させる工事、新館の水周りの工事が始まっています。勿論この工事は我々がしているわけではありませんが、これを発注する前が大変でした。セミーノデザインの内山さんには、相当尽力していただきました、感謝。彼もまた元来追分人では無いものの、連れ合いが追分人だったことでいつの間にか追分の胞子を吸い込んでしまった一人です。きっとこれを読んだら「胞子ではなく奉仕だろう」とぼやくに違いありませんが・・・。まぁまぁ
番頭N氏は、日々凄まじいペーパーワークに追われています。今が正念場です、スミレ咲く春(サクラ咲くではなく)をめざして、どちらかというと、その先の夏のグランドオープンを目指してひた走るという感じです。
アトリが庭を歩き回っています。いつの間にかジョウビタキは来なくなりました。もっと暖かいところに行っているのでしょう。東京でも見られる冬鳥ですからね。ヒマワリ食堂は連日大賑わい。まだ虫は一匹たりともいませんからね。真冬日です。昨日はなかなか気温が上がらず、風もあり相当寒い日でした。
晩秋に準備した薪がそろそろ乏しくなり、慌てて補給しました。まだ二ヶ月は薪のお世話になりますから。
着実に日差しはつよく、昼も長くなりましたと喜んでばかりはいられない、複雑な気分の今日この頃です。春は待ち遠しいけれど、それまでに終わらせるべきことが多すぎて。白い浅間と雪の原を前にするとそれ以外は何も見えないですが、前に向かっていることだけは間違いなく、信じてやっていくしかありません。

■ささくらさんの恒例冬休み
2月27日から3月8日までだそうです。

さてこれで名実ともに孤高の古本屋と化します…。
中山道はそろそろ分去れ(西側)から進入できなくなります。一方東の一里塚(東)が開通します。フラワーフィールドさん側。