otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

ロケットストーブ

信濃追分歩こう会は、シーズン中や週末は多忙でなかなかイベントに参加できない地元民のために真冬の平日に活動をしてくれます。昨冬は「雪原を歩いてみよう」でしたが、今日は冬といえばストーブ、それも最近ちょっとこのあたりでは話題のロケットストーブの見学でした。ロケットストーブというネーミングの面白さと、噂ではなかなかエコらしいということで、百聞は一見にしかず。
誰でも見ることができるという点で軽井沢第一号は、ジャズと珈琲の店だーちゃさん。それからそのストーブを設計した建築士Rさんのご自宅のストーブも拝見できるということで、降雪のなか12人の参加者あり。わざわざ東京から見えた方もいましたよ。個人宅に車がたくさんの乗りつけるのはいかんと言う事で、まずは油屋集合。車を置いて中山道の工事現場見学を兼ねて歩いて行きました。管を埋め込み、歩道の敷石までが中山道の東半分がなんとか終わったところです。
ロケットストーブとは、いやーなんとも面白い構造でした。一見似ている薪ストーブとは、随分違います。一口に言うと薪ストーブががんがん温まって、周りの壁に貼った石を暖め、煙突筒表面からも放熱しているのと違って、ジンワリ温まるのがロケットストーブ。薪の消費量も、燃焼の仕方も違います。煙突もちっとも熱くなく、ストーブ内は見えませんが、起こした熱を廃棄するまでに完全に使いきってしまうという印象でした。瞬発力には欠けますから、ロケットというよりむしろ「亀」的ストーブ。
上昇気流で上へと暖かい空気の流れが上がるようなイメージがあるのですが、お話を聞いていると下へ回していくというのです。どうしてだろう。
Rさん宅で1t、レンガでくるんだだーちゃさんで2tのレンガが使われているとのこと!800〜1000℃に絶えうるのはレンガだと伺って、フーーーん!レンガってすごいんだなあと思いました。
原理が理解できると、簡易なロケットストーブを30分で作ることもでき、これは災害時のためにも役立ちそうです。
先日の新年会の蕎麦打ちといい、ロケットストーブといいなかなか面白いものを見学させていただきました。有難うございました。春にはおそらく野外編として摘み草関連をするらしい。これも面白そう。
私は参加できませんでしたが、ボーイズ4、5人はこの夜これまた追分の秘境ともいえる某飲食店へ出かけたようです。ガイドブックに載っていない面白いことをするのは、まさしくローカルライフの醍醐味です。
ロケットストーブに興味のある方はだーちゃさんへ。その上に腰掛けることもできます。
暖炉の火のそばで―ターシャ・テューダー手作りの世界
『暖炉の火のそばで―ターシャ・テューダー手作りの世界』 Tovah Martin,Richard W. Brown,食野雅子 訳 メディアファクトリー 1996

ひめねずみとガラスのストーブ

ひめねずみとガラスのストーブ

新刊本コーナーよりもう売れてしまいました。