otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

晴耕雨読

otobokecat2012-05-15

今年は1日から6日までとなりの油やをちょっと開けてみたため、助っ人の皆さんにコロニーレジをお任せしていました。ばたばたと過ごして連休が終わってみたら、棚がだいぶ空いていて、お陰様で連休中沢山の方がご来店くださったことを示していました。天気が不順だったのは、本屋にはあまりマイナスにはならないのです。ご来店、お買い上げに感謝!!
そこで早速棚の補充を始めました。この本を掃除して、棚に挿していくという作業は、最も古本屋らしい仕事ということがきるかもしれないです。
ひどく汚れていたので(白い本)、洗剤を使ってカバーを掃除しながら、一ページ、一ページめくりしているうちに、結局全部読んでしまった本があります。
 ■「長い回復期」中村真一郎 青蛾書房
青蛾書房からでている堀多恵子著「片陰の道」と同じく、白い本なのに赤い見返しが粋な、串田孫一の挿画、装丁の薄いけれどこぎれいな冊子です。中村氏の大病されたあとの達観された心情が綴られています。しみじみと読み進めていくことができたのは、私もそれなりの年になったと言うことでしょうか。
昨日までの五月晴れとは打って変わって、終日雨の一日。午前中は油やの第三期工事の打ち合わせを延々と。午後は番頭が出かけたので、私はひとり静まり返った店内で雨音を聞きながらまず発送作業をして、次に日和文庫の本の紹介文を書いて、そのあと本棚の仕事を。
そういえば本と向き合う時間はこのところご無沙汰していたことに気がつきました。
今週はほぼ毎日何らかの打ち合わせが入っています。夏に向けてもうひと踏ん張り。でもどんなときも基本は忘れないようにしたいものです。
     →■水路復旧 やはり水は流れないと・・・油や奥のちょっと不思議な泉です。

■土曜日午後は高原文庫主催の「追分文学散歩」
■日曜日は高尾幸男さんの新たなイベント第一回があります。
「軽井沢暮らしのコンシェルジェと語る会」
5月20日【日】10:00−12:00@コロニー・ブックカフェ 参加費1000円【飲み物含む】
 →colony@indigo.plala.or.jp

対象は50.60代が中心ですが、勿論お若い方でも、年配の方でもWell Come! です。追分散歩の案内人でお馴染みの高尾さんは、実は暮らしの水先案内人でもあります。
本当に豊かな暮らしとは??
皆様のご参加お待ちしております。

仕入れてきた新刊本

作家の旅 (コロナ・ブックス)

作家の旅 (コロナ・ブックス)

松居直自伝 (シリーズ・松居直の世界)

松居直自伝 (シリーズ・松居直の世界)

シリーズ②「松居直と『こどものとも』」も楽しみにしています。
182人のイラストレーターが描く 新訳イソップ物語

182人のイラストレーターが描く 新訳イソップ物語