otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

「東北スペシャル利用」3泊4日

前日に関西から「ワイドビューしなの」に乗ってやって来た義母と三人で、先ずは朝8:25信濃追分発のしなの鉄道上りに乗り込み、軽井沢駅長野新幹線「あさま512」号(8:56)に乗り換えて高崎まで。わずか20分で碓氷峠を下りました。
高崎では新潟まで上越新幹線「とき」を利用。5分乗り換え時間でしたが、ホーム移動に案外時間がかかりぎりぎりでした。「とき309」は全車両二階建て仕様。指定をとる時にそのことに気がつかなくて、指定席が一階だった為、窓外の景色が楽しめず、しかも停車駅では目線が人の足元近くでした。ふともしかして犬はいつもこういう目線なのかな?と・・・。次回は二階に乗りたいです。それにしても、一階へも二階へも階段を使わなくてはならず、荷物があるとちょっと不便です。多分車両をコンパクトにすることは雪国路線ならではの工夫なのでしょうが。バリアフリーでなさすぎです。
湯沢では雪の無い山間ににょきにょきと高層タイプのホテルやマンションが生えていました。
番頭の実家の菩提寺村上市の内陸にある小さな集落にあります。本日の目的地はそこなので、新潟で新幹線を下り、特急「いなほ3号」に乗り換えました。少年Rが幼い頃に海水浴で村上に行った時(15年位前になりますが)、当時特急「いなほ」は肌色と赤のいわゆる特急色のスマートなボディでしたが、今はどこからかの払い下げ?車両にかなりのペンキの厚化粧で、少し侘しさが感じられました。車内販売がないと言うアナウンスが入り、乗客はホームの売店でお弁当や飲み物を買って乗り込んでいました。日本海沿いをずっと北上するのです。
上着11:44でしたから、軽井沢駅を出てからわずか3時間足らずで村上に到着したことになります。そこからはレンタカーを1日:24時間借りました。今回はJR東日本の「大人の休日倶楽部」会員用の東北スペシャルを利用したので、レンタカーも特別料金で、小型は丸1日でも5000円でした。
案外レンタカーの窓口の人が道をご存じないのがちょっと残念。いくらナビがあるといってもやはり、レンタカー会社はわかりやすい付近の地図を常備しなくてはね。
寺に参り、墓にお参りした跡、本家に寄ってご挨拶。辺りの風景も、集落の様子も本家の建物も、池のアヒル(もっとも代替わりしているはずですが)の風景は最後に訪れた10年前となんら変わりは無いのに、そのとき連れて行ってくれた義父も迎えてくれた本家の当主も、すでに鬼籍に入ってしまって今はそこにいないのが、寂しいという以前に不思議な気持ちがしました。
植えたばかりのまだ幼い稲が田んぼに綺麗に植わっていました。見ると田に水はあまりありません。聞くと水を切らし気味にして、根を張らすように仕向けていると言うことです。なるほど、スパルタ教育ですね。でもこれも雨季の知恵かもしれません。
おいとまして、この夜は村上といえば瀬波温泉に泊まりました。はぎのやさんは、当初からある7件の老舗の一軒。リーズナブルな平日プランを見つけたので、幸い泊まれました。6月の平日ということで空いていて、温泉はほぼ貸切状態でなかなか贅沢な気分でした。

あいにく台風が近づいてきていて、自慢の夕陽は拝めませんでしたが、夜間にコースも外れて抜けてくれて助かりました。
留守中の軽井沢は予想以上に台風の影響を受けて、倒木が多くあり、中でも追分はそれで停電にもなったようです。