otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

day2 in 東北

ホテルの朝食は大体どこも7:00−9:00と決まっています。我々はどの日も、午前中ゆっくりして、午後の電車で次の場所に移動するというスタイルで旅をしていました。母も私も「梅ちゃん先生」を見ているので、旅行中毎日食事はだいたい8:20からと決めていました。
チャックアウトまで、この日は台風がそれたこともあって天気がすっきりせずだったのですが、雨の中傘さして裏山の階段を上がり、源泉で温泉卵など作りに行ったりして、ぷらぷらと過ごしました。70−80度というと温泉卵にぴったりの温度です。番頭は自ら朝風呂に入っていました。チェックアウト後は借りている車で少しあたりをドライブして、12時に車を返却。
私は電車の時間まで母と村上の町を少し歩いてみました。古い町並みの残っている通りで、無形文化財にも指定されている伝統工芸堆朱(ツイシュ)の店を訪ね、奥さんにいろいろ堆朱の話や、祭りの話など伺い、記念に箸を買いました。(私は地元の人:特におかみさんに話を聞きだすのが嫌いではありません。ガイドブックに載っていないことを聞くことができます)お城のあった町には工芸品やお菓子、料理などが多く残されています。村上といえば三面川の鮭が有名ですが、前回少年Rと鮭の博物館を見学したので、今回は工芸品が見てみたかったのです。また村上はお茶の栽培の北限としても知られ、「村上茶」の産地ですが、歩いていても街中に茶畑がありました。これならきっと美味しいお菓子もあるだろうな・・・と思いつつ駅へ。
朝食をバイキングでたっぷりと食べたので、昼食はパスして13:21のいなほ5号で車中の人に。秋田着16:10までのんびりと日本海側を走りました。番頭は車の運転から解放されて、ちゃっかり缶ビールを買って乗車していました。
秋田からは角館までこまち36号。こまちは全席指定で自由席をつないでいませんが、地元民のために「立ち席」と言うチケットがあり、席が開いていれば座れると言うもの。角館までは45分間なので、まあ指定は良いやと思ったのが失敗で、こまちは夕方の東京行き。平日でも出張帰りのような方が次々に乗り込んで、我らは難民に。駅に着くと乗ってくる人がいるのでは?とびくびくしてしまうと言う有様でした。1人ならともかく3人旅行には向きませんね。指定を取っておくべきでした(反省)。
角館到着は17:14。着いたら雨でした。駅からも遠くない位置に宿があるはずでしたが、傘差して荷物を引いて行くもの何なので、タクシーに乗りました。この日の宿は「田町武家屋敷ホテル」和風の雰囲気を残しつつホテルのようにリフォームしてあり、今流行りのレトロモダンと言うスタイルです。黒塀の町並みを意識してか、室内も白と黒の内装で、ベッド
備えてあるお茶碗やティーカップなどもなかなかセンスよく、浴衣の代わりにパジャマがあり、公衆浴場に行く時に使う黒い竹篭が備えてあったりと、洒落た演出も。
夕食を付けなかったので、外へ食べに出ました。ホテルの方にいくつか店を教えてもらって、居酒屋風の店に行きました。日本酒をいただいて、岩がき、湯葉など食べて、〆は稲庭うどんと、比内鶏の親子丼。ほろ酔い気分で戻り、ベッドにバタンキュー。