otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

虫の音を聴きながら反省ばかり

残暑の最中に不謹慎ですが、盆を過ぎたあたりから、ここはすでに秋です。空が青く高く、毎日浅間がよく見えます。ススキの穂もでました。青い栗もなっています。
…ですが、ふとなにか違うなと感じ始めた今日この頃。
そうです、今年はあまりに雨が少ない!!雷雨が八月半ばから、極端に雨が少なくなりました。ですからとても乾燥しています。地面がカラカラで、草木も野鳥の水盤も干上がり、慌てて水撒きを始めました。泉の水位も下がり、水温が上がり藻が発生しています。
自然のパワーが圧倒的なこの地では、たまに水を撒いたぐらいでは何の足しにもなりません。
軽井沢の8月というと、ちょっと信じられないかもしれませんが、通常はカーディガンが一枚必要です。雷雨があれば急激に気温が下がりますし、霧が巻いてくるとやはり寒くなりますから。この夏は、確かにすでに朝晩冷えて15.6度なんですが、水分が空気中にないためか、さほど寒く感じません。草木の勢いはとっくに衰えて、今朝は朝ぱらぱら落葉していました。
毎日浅間山がよく見えることだけは、ちょっと嬉しいですケド。
一方、東京の実家はなんと落雷の影響で、家電があれやこれや壊れて、大変だったとのこと。ひどい落雷は高原のおはこですが。
我が家では、落雷ではなく、寿命で、パソコンや通信関連が次々にいかれてしまって、久しぶりにパソコンの前に座っている私です。
新しいパソコンは、ずいぶん機能がポンコツとは違っていて、慣れればこちらが便利なんでしょうが、今のところは…苦戦中。

忙しさにかまけて家の片づけも怠っていて、最近は探し物ばかりしているし・・・かなりとほほな昨今、虫の音を聴きつつ、身も心も少しクールダウンが必要かなと思うものの、現実には9月からの本屋と油やの両立は新たな課題です。工事もまた始まるし。
ま、ここまで信じられないようなペースで進んできたわけですから、これをむしろ奇跡として、ここからは少し徐行にしてもいいように思います。

事後報告ですが、実は昨日今日と油やを「臨時休業」にしてしまいました。スペース710で「気まぐれひとり古本市」をしていたりんどう文庫さんには、大変申し訳なかったんですが。たまたま火曜から、ルーサイトギャラリーさんも、沙庭も展示替えとなってしまったんです。よく考えれば事前に分かっていたことなんですが、ぶらっと来ていただいた方申し訳ございません。

明日から新たな装いで、月曜まではちゃんと開けます!
ここからしばらくは、油やは火曜・水曜は休館です。どうぞご了承ください。
コロニーは、マラソン営業のゴールまであと4日です。

コオロギの声は本当に何とも秋の声らしい。落ち着きます。
この虫の音も、木の葉もすべて地上からなくなってしまう瞬間が、あと三か月後には訪れるのがとても信じられないような、芳醇な秋の夜です。

写真はちょうど一年前のものです。新しいパソコンにはまだ写真のストックがないため、はてなの自分のライブラリーからもってきました。やはり自然はきっちり時を刻んでいますね。同じようにつゆ草が茂り、ススキの穂が出ています。