otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

扶養猫族多し

あれやこれやとあって、もう師走です。
落ちるべき木の葉はすべて地上に落ち、林はすっきり。地表から生物が消え、足裏に大地の凍てつきをひしひしと感じます。春になれば必ずこの硬さは緩み、草が現れ、木々の梢も芽吹いてくるとは知っていても、今この時の「無」力は圧倒的で、絶望的。冬の入り口に冬の扉におでこをガツンとぶつけた如く、今年の冬も例外ではなくやはり寒いことがわかり、暖冬かもという予報に気が緩んでいたことを反省したのでした。
ただ今のところ追分ではまとまった雪はまだ降っていません。一、二回地表が白くなったくらいです。ひたすら寒いだけで、ほとんどずっと氷点下で、たまに3度とか5度。薪ストーブに火を入れることが日常となりました。はじめ半年ぶりでこちらもストーブもちょっとなれずに、ぎくしゃくしていましたが、ようやく時間がかからず点火できるようになりました。まあ、一言でいうなら慣れですね。ストーブと煙突が冷え切ると火が付きにくいように思います。立ち上がりに木の皮や小枝、乾いた薪を使うと燃えつきがいいとか、空気の通り道を確保するとか。ひとかけらの着火剤を使いますが、マッチ一本で薪が燃やすことができれば、何かと役に立ちます。
ぎりぎりで久々の煙突掃除をしてもらって、その時煙突の金具もしっかり固定してもらい、これで安心してガンガン燃やせます。たかが煙突掃除というなかれ、煙突の手入れを怠ると、火事を出してしまったりします。これだけ乾燥していると火の扱いに慎重にならざるを得ません。

外猫はいつの間にか「軍団」と化して、残念ながら子猫は黒が一匹離脱しただけで、4匹が目ヤニはつけながらも、なんとか生き残りました。生存率は高かったです。結果、雉トラの中太、クロキチ母さんと元祖外猫キツネ君の総勢7匹がベランダで朝な夕なにアピールしてきます。「おなか減った!」
店から車で帰ると、車庫に着くや否や、あたりの暗闇に走り回る物体多数あり。ベランダの反対側のガレージまで出迎えてくれます。子猫もだいぶしっかりしてきたので、控えめに養っています。この寒い冬ですが、ちゃんと自活力もつけないとね。
時折、濡れ縁や玄関にモグラのお供えがあるところをみると、ハンティングはちゃんとやっているようです。モグラって本当にまずいんですね。カラスさえも咥えていかないんですから。
7匹のほかに、真っ黒の大きな雄猫が時折出没して、キツネ君とギャーギャー争っています。毛がつやつやして豹のような奴ですが、その態度からして野良にはみえないのです。
先日、家の前に車が一台止って、コートを着た上品なご婦人が降りてきて「大きな黒猫をみなかったでしょうか?」と言われましたので、「時折見かけますよ」というと、間接的に面倒を見ていた猫らしく、最近来ないので死んでしまったかと思っていたとのこと、生きてはいます。「ご飯を誰かからもらっているでしょうか?」と言われるので、さすがに「うちでは食べていきません」とは言い難く、でも「健康そうな体つきでしたから大丈夫ではないですか?」と無責任に申し上げたところ、とても喜んで「そうですか、それなら良かったです」とお帰りなって、ちょっと責任感を感じた次第…。これ以上扶養猫族が増えるのは困ります。
彼らを何とか、油やの招き猫にできぬものでしょうか?と思案中です。

コミュニティー・キャット?
イノシシや鹿・猿に比べて、猫はさほど人間には害は与えませんし。
木登り訓練中→