otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

冬眠に近い日々。

選挙があったせいか、12月の店の売り上げは残念ながら芳しくなく、店は静まり返っています。幸いネット販売はまずまずで、発送担当はおかげさまで多忙です。しかしなんといっても人力作業なので、ちょっと丁寧にすれば、梱包に時間は結構かかります。本は形や厚さがまちまちで、なかなか機械的な作業ができないのです。基本的には値段でしょうが、AMAZONにあってもクレジットの扱わない当店をご利用になるというのは、「日本の古本屋」のサイトへの信頼度と、片や機械化が進んで、ロボットが値段付けから梱包まですることへのアンチテーゼではないかと。だったらやはり人間らしい発送をせねばと思うのです。店と同じくオリジナルの栞を入れています。ほとんどの方が気にも留めないでしょうが、たまに喜んでいただき、お礼のメールを頂戴します。
今週、全集がネットで売れました。梱包がちょっと手間ですが、大口の注文は嬉しいです。
12月から3月までは公費の注文も増えます。ネット販売なくして、寒冷地ではやってゆけません。こんな田舎にも宅急便、郵便やさんがきてくれてこそできることです。

この地に引っ越して早4年半、古本屋を始めてから6年がたちましたが、それ以前から準備にドタバタしていたわけで、つまり私はずっと家事をさぼりまくりでした。そのさぼりがどんどん累積して、ついに大山に。亭主からなんとかしたらと言い渡され、なんで私だけが責められるのだろうかと思いつつ、何しろ片づけは不得手であることは紛れもない事実であり、反撃できませんでした。
主婦としては、毎日ちゃんと食事をすること、衛生面の管理:掃除洗濯などが大事で、どうしても片づけが後回しに。実際のところ、片づけが悪いとものすごく家事の効率も悪く、掃除しにくいし、探し物も増えて、よいことは何にもないということは分かっていても、だめな性分なのです。 根がルーズなんですね。油やで宿泊を受けるあたりで、もう120%稼働となり完全に私は我を失った模様。そのせいでこの夏の記憶が全くないのです。まずいです、これは。
そんなわけで、11月半ばから12月にかけて私は不出勤気味に・・・。店番は極力番頭にお願いして、本の仕事は梱包だけをやっています。まだ道半ばですが、床がだいぶ見えてきました。無くしたと思っていた探していた本もようやく出てきました。手の届かないところの掃除もできました。喜んでばかりはいられません、結果的にかなり自信喪失の日々となっています。ちりも積もれば山となる。少し無理をしすぎたここ数年。「無理」が山となって崩落!!つまり身の程知らずということでしょうか。
どうやったら三足のわらじを履くことができるのか?少しペースを落とそうかと思案中の冬です。半年間の冬眠期間があってよかったとしみじみ思う今日この頃です。
 
この冬から久々に外風呂を開始しました。露天風呂というわけではなく、家の風呂ではなく、外の施設のお風呂にいくということです。木漏れ日の里@300(火曜から木曜)や、星のや@500(平日)などへ、たまに出かけています。温かいお湯に浸かると、気持ちがほぐれていきます。今日は星のやゆず湯でした。平日は町民なら500円で温泉に入れます。今日は3連休の入り口、いつもより混んでいました。子供連れも多かったです。主婦にとって一年で最も忙しい10日間です。ハルニレテラスは電飾が満開で、ここは観光地なんだなと。

いよいよ今年の営業もあと数日。天候が明日あたり悪くなりそうですが、終わりよければ…ちゃんと仕事を収めようと思います。

本年の店の営業は24日月曜(祝日)です。12:00−17:00
発送作業は26日入金分まで対応可能です。どうぞよろしくお願いいたします。

本へのとびら――岩波少年文庫を語る (岩波新書)

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