otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

月影にたぬき走り去る山路かな

昨日今年の営業をなんとか無事終了し、ここから店は10日間のお休みに入ります。本来ならいまこそ店の大掃除をするべきところですが、連日の自宅の掃除でくたばっている私は見て見ぬふり…、スミマセン年が明けてからぼちぼちやります。
今日は一段と寒いと思ったら、いつになく風が強く吹いていたのですね。関東平野とちがってあまり冬季に風は吹かない土地柄、十分寒いのに風まで吹いたのではたまりません!今日はそんなわけで、夜は迷わず木漏れ日の里のお風呂にどぶんと入りにいきました。(火曜水曜木曜は20:30までやっているのです。)
日中はキャットシッターさんとベル公と外猫の対応の打ち合わせをしたり、車を一年点検に出したり、入金いただいた本を発送したり、塵芥処理場にごみを捨てに行ったりしていましたが、夕方には珍客あり。ご親族のお通夜に参列の古本屋仲間のUさんが、東京からみえて途中店に寄ってくださいました。追分駅に降り立つなり、あまりの寒さに驚いていましたが、雪化粧の浅間をお見せすることができました。寒い時期にわざわざここまで来る人は稀ですが、たまたまご用があって日帰りするとあっては、せめてもこの白い浅間山をお見せしたかったのです。夏の紫の浅間に比べて、冬の白い山はずいぶんと近く感じるのが不思議です。

風呂にはいって温まったところで、家路を急いでいたら、車の前を横切る丸々とした動物あり。毛色からおそらく狸でしょう。

まだ満月にはまだ数日かかるところですが、半分でも月光は強烈で、地面には私の影法師が見えます。空気の澄む真冬は、月の光が木々の枝の間を抜けて地面に刺さります。