挨拶のきまり

開門のレースで全国的に有名な西宮神社のえべっさん。番頭の実家は西宮にあるので、ここで福笹をいただいてくるのが我が家の慣例です。今年は例年になく寒い冬で母も出不精になっていましたが、ことしもちゃんと福笹が届きました。お礼の電話をかけたら、母曰く「挨拶に行くのが決まり」だから欠かすわけにはいかないとのこと。
寒い時期であり、何しろ結構な混雑なので、一人暮らしの母に出向いてもらうのは本当に申し訳ないことなのですが、俄か商売人の息子夫婦のためにせめてもと商売の神様にお参りに出かけてくれているのです。有難いことです。景気の悪いこの時代、せめても神頼み。添えられた手紙には、「単なる飾り物にならないように祈りつつ」と書いてありました。身の引き締まる思いです。