otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

天空が突き抜ける

雪は空からの使者とは本当によくいったもので、どさっと14日に降った翌日の空の青さはたとえようもない深い青でありました。天と地上の間にあるすべてを雪が拭い去ったかのような、清浄な空気に満ちていました。塵やほこりや、水分や音や憂いまでも。ちょっと劇的なほどに。
それでもすぐさま水分は天へ上っていきます。それがまた霧氷となって地に降りてきています。この辺りでは雪が降りてくると当分、春までこの繰り返しです。
今朝も地上のものはすべて氷に包まれた白い朝をむかえました。雲一つない青い空。でも降雪から6日経ち、あの時の碧さより柔らかい青。霧氷が消える頃にはもっと優しい青になっているでしょう。
雪の日の翌日の青い空を仰ぎ見ると、空の青さというよりもその先の宇宙の碧さを見る思いです。雪によって、天の覆いが外されて
宇宙が透けて見える感じ。だから星も大きく見え、三日月の月光でも雪原にくっきりと影を作ります。

とまあ、降雪からしばらくたつとこんな呑気なことをほざくことができます。今朝は雪かきはしなくても良さそうですからね。昨日まで毎日のように、雪の処理に追われていました。そんな日は朝パソコンの前にはなかなか座ることができません。
もっとも雪国の方には大変失礼な話ですね。ここは雪おろしの必要がないので、こんなことが言っていられるのです。ごめんなさい。
それにしても我々とて、この程度の雪対応ですら、あと10年年を取ったらどうなるかなと思います。薪を運んだり、雪かきをしたり、薪ストーブに火を入れたりと、冬はなにかと手間と時間がかかります。力もいります。
寒さもやはり年々体に堪えるように感じています。自然が圧倒的なこの地では人間は弱者ですから、仕方がないのです。
冬眠するべき?と思ったら、外で猫どもが早くご飯を出すように騒いでいます。野鳥も飛び回っています。やはり今はそうもしていられないか。。。

さて今日は営業日。
センター試験や、町内でカーリング選手権大会などあり、それにかかわっているご家族や関係者の方は多いことでしょう。いつだって蕎麦屋のささくらさんのにぎわいは、さすがですが、冬の本屋は超静かなものです。
野鳥観察はできますよ。常連さんのカラ族の皆さんのほかに、アトリがきています↑。たまにジョウビタキも見られます。

ストーブ焚いてお待ちしております。12:00−17:00

ふゆねこさん (世界の絵本)

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