otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

小さいことと、おおきなこと

昨日は、町の公開プレゼンテーションでした。油や活用のお話などを。10分ということで、限られた時間でお話しするのは結構緊張します。とはいっても、番頭がスピーカーでしたが。
昨日はひな祭りだったというのに、店に『ひなのつき』はかざったものの。今年は我が家のお雛様は出されぬままでした…。まだこの時期、桃の花とも全く縁遠い地域ですし、例えば街中に住んでいて、花屋の店先とか、和菓子屋さんのケースの中が見られると、買い物の途中に足を止めることもあるかも?でもまだほとんど眠っているここのような村では、人文カレンダーは意識しないとめくられないままです。
ここ数年、ずっと大きな事ばかり携わっていて、「小さなこと」:雛の世界に縁遠い日々です。小さい細かい仕事はせいぜい店で配る栞づくりくらいですが、結構これを続けることは、バランスという点で、私の生活には大事かもしれないとおもいます。もっと創作的なこともしたいけれど、現状では没頭できなくてちょっと躊躇。(それでなくても逃避癖があるので。)
栞用に、コラージュの材料を物色したり、ハンコを押したり、古切手をあしらったりして5.5cmx9cmの小さな雛の世界を完成していきます。
その材料の一つである切手がまた面白い世界です。綺麗にはがした古切手を寄付してくださった方があってとても助かっていますが、さらに自宅の古い書簡からはがした切手に加えて、自分の趣味で集めている海外の古切手があり、どれを貼ろうかと眺め始めるときりがありません。
個人的に蒐集しているのは「きのこの切手」ですが、残念ながら日本のキノコ切手はかなりさびしい!タイトルからして地味な(1974年)「第9回国際食用きのこ会議記念」なるものです。まあ、アメリカのキノコ切手というのもあまり聞いたことないですが。
一方後進国は外貨獲得の手段として作られているとのことですが、私の知る限りでは、モンゴルのキノコ切手が大きくて、4.5cm四方もあります。ニカラグアギニアなども大きなキノコ切手があります。

おとぎの国の郵便切手 (安野光雅の本)

おとぎの国の郵便切手 (安野光雅の本)

建物、鉄道、犬、猫、野鳥なども海外の切手に素敵なものがたくさんあります。日本の切手は花柄が多く、綺麗はきれいでも、あまり面白味がありません。根本的な美的なセンスの問題ではないかと思ったり・・・。街並みや景観がその素質を作るのでは?ふと小さな世界から、大きな世界を考えてみたりします。
切手帖とピンセット 1960年代グラフィック切手蒐集の愉しみ

切手帖とピンセット 1960年代グラフィック切手蒐集の愉しみ

景観といえば、村中線から、日々電柱が消えていきます。コロニーの前も先週末にふと気が付いたらなくなっていました!

それから道路の南側に、あらたな和風な電燈も設置されました。ラストスパート、工事終了の3月ですからね。長かった工事期間、大きな事故もなくなんとか終了に向かっています。
記念すべき春の到来ということになります。追分宿風立ちぬになるか?