otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

ちょっとそこまで

番頭が車で名古屋の市に出かけていき、二日間車なしの生活です。
週が明けたとたん次の月というパターンで、支払がいろいろあり、さてと店の開いていない日に銀行に行っておこうとか考え、久々に町内巡回バスを使うことに。
自宅から店まで歩き、いくつか梱包した発送ものをもって、堀辰雄記念館近くの昇進橋のたもとで西コース10:52のバス乗ったら、車内で同じく中軽井沢へ出かけるK姉妹に遭遇。普段だと至って静かな車内が、この度はまさしく姦しい道中となりました。
Kさん姉妹は、幼少期に追分で疎開していて、晩年お二人でこの地に戻っていらして、妙齢で車なしでここで二人で生活されている!という強者です。巡回バスはまさしく彼女たちの重要な足というわけです。久しぶりに会ったので、情報交換などしながら、中軽井沢へ。くつかけテラスができたので、バスは駅のロータリーまで入ります。そこで下車。200円です。
二人と別れて、私はまず郵便局へいき本の発送を完了させてから、ATMは結構混んでいるのでパスして。和菓子屋で買い物をしたいのをぐっとあきらめて、82銀行へ。中軽井沢には小さくてもいろいろそろった文具店のほかに、パン屋のハルタさん、それから新しくなった軽井沢図書館の入った沓掛テラスなどがありますが、あいにく火曜日はどちらもお休みでした。実はまだ新図書館に行っていないのです。がっかり!(もっとも自分もコロニーや油やを休んでおきながら、よその火曜休館を責められません。)
彼女たちとはまた82銀行で会いました。お互いに送金やら支払やらあれこれとやって、ロビーで少ししゃべって、彼女たちはせっかく中軽井沢に出てきたので、ハルニレテラスへお昼を食べに行くそうですが、私はお相伴をこれまたぐっと我慢して、当分バスの便はないので駅へ戻り、しなの鉄道12:20に乗って追分へ帰ってきました。(220円)駅近くの郵便局へより、ATMで送金やら記帳をして、店に戻ってきました。
図書館のぞいて、ちょっとキッシュでもかじって、ハルタのパンを買って帰ることができれば、なかなかのツアーだったのですが。火曜日以外のそのツアーを楽しむことに。しかしその場合は、もう一本後のバス利用ということになります。本数の少ないバスと鉄道の時刻表を頭の中で組み合わせる必要があります。これは案外ハード。パソコンも使わない80歳近い彼女たちがそれをこなしているのはすごいです。
ふと見ると、信濃追分駅まえの浅間山の見えるビューポイントの草刈りと立木の整理がだいぶ進んでいます。なにか工事が始まるのではないといいけれど。気になりつつも、誰に聞いても知らないのです。気になる・・・・駅舎のあたらさんもお留守。代わりに、駅の工事が入っていました。外に断熱材などが見えました。

木陰にはドクダミが、水辺にはユキワリソウが咲いています。
ヤマボウシは名残のみ。今咲いているのは、夏椿です。歩いていると山桑の黒い実がたくさん落ちています。
ようやく梅雨らしくなって雨も何日かあったので、キノコが出てきました。はっとするほど鮮やかなタマゴタケも見つけたものの、こういう時にカメラ持たず・・・きのこが出てこられる湿度となったのです。
久々に郭公が聞こえると思ったら、そろそろハルゼミが静かになってきています。そうか・・・やはり歩かないと気が付かないことがいろいろあります。
店に戻って、夕方、ルーサイトギャラリー出展の苔米地正樹さんが搬入に見えるのを迎え、彼は初めてなので館内を少し説明など。作家さんたちと会話がフランクにできるのは、油や帳場人の大いなる楽しみです。人の出入りの少々少ない今の時期に来てくれる作家さん。さすがみなさん、しっかりした考えを持っています。
苫米地さんとしゃべっているときに、いかに自分が林住期的な思考回路を持ち始めているかに気が付きました。

そのあとあれこれ夜まで残業して、懐中電灯さげて帰宅。人にはFさんひとりだけ、でも猫には数匹であった寒くも暑くもない、まだ虫はあまり鳴いていない、静かな夜道でした。

かんがえてみれば、今日が梅雨の晴れ間でよかった!!雨が降ったら、家でじっと籠りたくなりますからね。
明日は全国的に雨がち。晴れマークは、長野と旭川(北海道)だけ。はたして追分は?