otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

青と白と灰色と

12月も半ばに差しかかり、ようやく雪が姿を現しました。数時間後には消えてしまいましたが。日本海側の空が荒れているとのこと、確かに浅間山上空までその端が達しているようで、濃い灰色雲に山全体が覆われてます。一方、太平洋側はおそらく冬型の西高東低の気圧配置?でよく晴れているはずで、浅間山の南麓の追分はまさにその狭間にあたり、境界線上です。
青い空と雪はそのおかげで共存します。まだこの雪は風で飛んできたレベル、うっすらと葉に乗り、太陽光線に溶かされていきました。寒気と太陽のせめぎ合いがずっと春まで続きます。翻弄されるのは人間だけでなく、水分もまた。
今朝は一応太陽の勝ち地面には白いものはありません。でも雲は山の方から張り出してきており、面白いことに我が家の北の窓は曇り、南の窓は晴れというきわどい状態です。
昨晩は「本のまち・軽井沢の」年納会で、軽井沢の駅近くの地元の店で痛飲しました。都会だったら、ちょっとおしゃれでもするところですが、全員まるでスキー場へ向かうのかという重装備で集合して、可笑しかったです。帽子手袋、ダウンにマフラーをぐるぐる巻いて、ブーツを履いて…。
18:00集合でしたが、17:45追分駅のしなの鉄道に乗ったら、御代田からのMさんが座っていて、中軽井沢からは図書館館長の青木さんが乗ってきて、駅近くにしていたのは正解でした。
ちょうど一つの鍋が囲める7名集合。残念ながら皆でするイベントができない年でしたが、つまりは各館が、各人が忙しかった年でした。その一番はなんといっても朗読館の青木裕子さんで、館長を務める中軽井沢図書館は4月開館後、なんと17万人来館者があったとのこと。師走の夕方六時の軽井沢駅がすでに深夜のような閑散とした状態からは、その数字が想像できないですが、地域活性には役に立っていることは間違いなく、人の流れを作ったといえるでしょう。
来年は「本のまち」5周年。なにか協働イベントがやりたいものです。

あらら、いつの間にか北側の窓からも青空が見えてきました。今日はお日様の勝ちのようです。まだ山は見えませんがおそらく白いはず。これからの五か月はこの青と白と灰色の陣取り合戦が繰り広げられます。
さてストーブに薪をくべますか。