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さて、昨日は西に、今日は東に。
- 作者: クラフト・エヴィング商會
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2014/01/27
- メディア: 単行本
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東京へ行く車の便があったので、便乗して日帰りで「上京」してきました。標高を1000m下るのに上京?ではありますが、それはさておき、中央市の月曜日ではないので、だったらここに行けるではないかということで、世田谷文学館へ。「クラフト・エヴィング商会のおかしな展覧会 星を売る店」が開店しているはずです。(1月25日〜3月30日)マメにあちこちの展示会に行く方ではないけれど、元世田谷区住民であったこともあって、また、当店にポスター等お送りくださるご縁もあって、この文学館は時々伺います。田舎から車を転がしていく我々が入りやすい場所と駐車環境ということもあります。
京王線という東京の私鉄沿線で、わが実家のある上北沢駅とこの文学館のある芦花公園駅と、青年Rがかつてお世話になっていた高校のある代田橋駅のこの3つの小駅は、京王線の新宿から20分圏内にして、高速交通時代に置き忘れ去られた3兄弟駅みたいなイメージが私にはあり、それで勝手に親しみを感じています。
駅はどこもここ10年くらいでずいぶんきれいになったけれど、相変わらず駅のすぐわきには踏切がある、なんとなくのどかな駅です。
ココのホームで、通過していく特急の〜疾風〜を感じながら、ボーっとしているもの嫌いではありません。(時間があるときにかぎりますけれど)
今回は行きは車で乗り付けました。館の裏に入り口があって、ここから地下の駐車場を使わせていただけます。都会では珍らしくもないでしょうが、我々にとってはいつもちょっとドキドキする「サンダーバード的」な駐車場で、ここに来ると東京23区は違うなーといつも思います。
世田谷文学館の出し物はいつも徹底しており、感心させられますが、今回の演目もまたいつもとまた違って新鮮でした。目録の代わりに上製本↑が開催のの前日に発行されるあたりも、さすが出版にかかわってきた彼らの展示会です。本と展示会が一体化しているのです。究極の公式図録です。
あえてここでは内容は書きません。こんな立派な図録が本屋さんで手に取ることができるわけですから。ただ、一言だけ言うなら、「見えないものを見える仕掛け」が会場に満載ですから、是非お時間のある時にゆっくりと行ってください。時間がないときにはいかない方がいいですと断言できます。それと近くを見る眼鏡やルーペも必要かもしれません。
人それぞれだとは思いますが、自分の記憶のために書いておくなら、
会場での出会いでもっとも懐かしかったものは、「雲母」でした。