otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

桃の花恋し

昨日明け方に降った雪は、2.3cmというところで、雪かきする必要もない分量でした。汚れちまった路肩の雪のうえや、木々の枝や葉の上にふりかかり、まさに「お化粧の雪」でした。
見かけは優しい雪でしたが、実は夜中はまず一時は雨だったようで、結果として雪の下には氷がありました。つまり葉に着いた雪は、しがみついていてふりおとせず、日中晴れなかったこともあり終日寒く、あたりは雪化粧のままでした。
店を開けたものの、駐車場代わりの店の脇道には、化粧雪のついた笹がしなだれかかり、払っても雪と氷は笹の葉一枚一枚にしがみついたままでしたから、ついにお辞儀は解消せずでした。
番頭は、名古屋の大市に日帰りで出かけて、ひとりで店番だったのですが、日曜日というほどには来店者はなく、静かなものでした。それでも、ゼロではなく、ブックカフェでコーヒー片手に本を読む人、ご機嫌伺いの常連さんなどが、ぼちぼち来てくださいました。

一夜明けて、きれいに晴れ上がりました。
林道はまだ100%ではないものの、交通量はだいぶ戻ってきているらしく、月曜日とあって車がそこそこのスピードで走り抜けていきます。

真っ青な晴れ間が見えると「さて!!」という気分になる単純な作りになっている私ですが、塵芥処理場にもいかなくては、とっちらかった裏手の物置も何とかしなくては、溜まった洗濯物は…と山積した家事のやることリストを思い浮かべてトーンダウン、まずはストーブの前でちょっと温まろうという、まだまだ雪疲れの残る月曜日。
しかし、イベントの冊子作りの準備が始まりますし、各方面の総会やら、補助金ヒアリングやら、3月らしい日々が始まります。3月はどの方面にいる人でもあわただしい季節なんですね。
桃の花の温かい桃色や、菜の花の優しい黄色を思い浮かべながら、雛の節句には縁遠くなった白い追分でお茶を一服のんで、やはり、ぼちぼち、ごそごそ、動き始めよう。
これぞ啓蟄かな。