otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

花咲き、鳥啼き、人集う

膝が思うように回復してくれませんが、お構いなしに着々と春は進行中。
鶯が鳴いて、カタクリが咲き、昨日ダンコウバイの枝に黄色いポンポンが付いているのを発見、今日は辛夷の花が咲き始めました。
このところずっと晴天続きで、湿度が極端に低く、唇が渇いて困るほどです。湿度4%というのですが、本当かしらん。いっそのこと膝の水も吸い取って欲しいです。

4月13日日曜日は、山梨県北杜市にある津金学校という立派な尋常高等小学校守り活かしている、NPO法人が行ったさくら市に、本屋として参加させていただきました。小学校だけに周りはぐるっと桜です。3分咲きくらいでしたが、樹が多いので桜の予感はかなりありました。私はむしろ満開よりも赤みのある蕾が好きですよ。

二階での開催で、相当急な階段を上がらなくてはならず、私の膝がこんなで自分を持ち上げるので精一杯なもので、津金学校のIさんや、V本屋のSさんには本当にお世話になってしまいました。感謝!!!
今回は本に力を入れているということで、6、7軒が軒を連ねました。そのほかにも骨董屋さん、植物やサン、ラトビアの手仕事ものを売っている店、多肉植物の寄せ植えやサン、陶器やサン、コーヒーショップなどなど。
階段が急であったせいか?若い方や、子供連れの方も多く、本もいつもとは違った売れ方をしました。周辺は静か〜な環境で、はたして人は来るのか?と思っていたのですが、開始早々人だらけになりました。皆さんよく知っているんですね。FACE BOOKも活躍したらしい。
おっとりした感じのお客様が多くて、のんびりした良い雰囲気のマーケットでした。昼はKさん作の鹿肉カレーを食べてみました。ビーフカレーとの違いはほとんどありませんでしたよ。
一日だけのお祭りが終わった後、同じNPO法人の運営している「なかや」という古民家に移動し、炉辺を囲んでの打ち上げに合流させていただき、まさしく炉端焼きをいただきながら、おしゃべり。〆はやはり山梨ならの「ほうとう」でした。日付が変わる頃までしゃべりこんで、その晩は古民家で泊まらせていただきました。しっかりいぶされた年季の入った天井や欄間。飾ってある古いひな人形がちょっと怖かったけれど、疲れとお酒でどーっと寝てしまい、怖いも何も…気が付いたら鶯の鳴き声に起こされ、もう朝でした。雪を抱いた甲斐駒を見ながら、外で朝ご飯を頂いている間、ずっと鶯は啼いてました。

歴史ある小学校の立派な建物と、その校庭を囲むたくさんの桜が、地元の人、この歴史る建物を守りたい人、それをサポートしたい人をつないでいるなと思いました。それにしても小学校と桜って、どうしてこんなに合うんでしょうかね。
津金小学校あたりの皆様、お世話になりありがとうございました。

写真提供:タウラの誘惑Sさん サンキュ。