otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

自然の時計

先週から、日本列島はまさに雨期となっているようですが、じとじとではなく、むしろ前線が停滞し大量の激しい雨が降って、梅雨になったばかりで災害も起きています。先週の私の携帯メールには、大雨の警報を知らせるメールがじゃんジャン入り、追分と東京の実家の分と両方の登録でしたので、それは大変な量でした。
そして昨晩、真夜中に雨音で目が覚めました。見ると携帯には一件も入っていません。明け方までずっと目が覚めるたびに雨の音が。ホトトギスが白んできたころ一回啼いたようですが、夜が明けてはじめても鳥ひとつ鳴きません。起きだしてくると雨は小降りになったようですが、風が強く出ていて樹が大きく揺れています。まだ一本のメールも入りません。
ちょうど昨年の今頃だったか、夜中に原因不明の停電があり、満室に近い文化磁場油やに駆け付けて、廊下で寝ずの番をしたことがありました。あれ以来、お泊りの方があると、夜中の自然災害はとても気になります。雨量はともかく、雷が鳴らないか、風が強くならないかが、気がかりです。
ようやくそろそろ明るくなってきました。もう停電の心配はなさそうです。でももう眠れない。
警報がなくて痛い目にあったこの間の大雪。いったいこの警報ってなんだろうかと首をかしげます。

月曜日歩いて出勤したら、ベニバナイチヤクソウの群生に出会いました。前からここには咲いていましたが、増えたのか、今年はあたり年なのか、たまたまいい時期に通りかかったのか。
折から、頭上ではハリエンジュが花をどっさりつけています。これも今年は多いと思います。一方、オドリコソウは静かに終わってしまいました。
雨が降る今の時期は、ぶらぶら散歩もしない間に、時はどんどん進んで、見損ねてしまう花や風景があります。
花といえば、文化磁場油やのアヤメが今年はよく咲いています。紫が初めに咲き、新たに白花が。白は初めてです。そして今度はツートーンの園芸種が花を付けました。
見ると工事ですっかり掘り起こされた1000m林道の上の国有林のなかにも。残っていたアヤメが咲いています。ほぼ同時にちゃんと咲くこれらの花の体内時計を尊敬します。