otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

あたふたと冬支度

昨夜は雨が降ったので、黄葉した葉の多くは、その雨粒によって降り落とされました。朝起きるたびに、明るくなる林です。今年は紅葉が遅れていたせいか、最後に遅れた紅葉も、ドウダンつつじも赤くなり、落葉松もコナラも黄金色となり、紅葉はきれいだったようです。
昨日恒例のリハビリからの帰り、佐久から見渡す浅間山のすそ野一面が錦秋そのもので、美しかったです。
油やクロージング(11/3)でドタバタしている間に、すでに浅間山は2回ほど冠雪しているらしい…です。今朝こそ昨日の雨は絶対頂上では雪!と決めていたけれど、雲間から見えた頃にはさして白くはなく、気温も零下ではなかったようです。氷もまだ目視していません。ま、そのうち飽きるほど見ることになるわけで。さてどんな冬になるのやら??

今日は、7日で骨董市でした。今年度最後の開催です。油や本体はすでにクローズしていますが、庭利用は今日がラストでした。風は少々ありましたが、晴れて良かった!です。今年の骨董市は半分くらい雨にやられました。

県内のブナの実がほとんどなっていないとか、どんぐりの出来もよくないということで、あいにく不作の秋となり、熊の出没が危ぶまれています。たしかに年によってはザクザク落ちていたどんぐりが、今年はあまり落ちていません。こちらも夏の雨が多かったのがその原因でしょうか?

一方、果物は甘いということで、リンゴ・柿・葡萄はうまくできたとのこと。もっとも追分にはどれもありません。農地もあまりない追分には、熊も猪も猿もあまり出ません。もともとが原っぱだったということもあるでしょう。「危険を冒しても追分に下ってくる価値はないのです。」と、熊に聞こえるように大きな声で、言ってみる。鉢合わせはしたくないですからね。
今は藪刈ボランティアによって1000m林道から上の国有林の南端の藪を刈り、人間界との間に境が作られています。犬の散歩の人も熊鈴をつけたり、携帯ラジオをつけたりして自警しています。彼ら(熊)にとっては、腹いっぱい食べることが冬支度なんですから、山の不毛は深刻です。

木金土日の営業パターンを、お客様に周知するのに7年かかったので、私はいつも通り年内はこのペースで営業するつもりでいます。寒くなるこれからは、室内のニーズはあると思うのです。案の定、昨日、今日と売り上げは、むしろ6・7月の平日よりもいいくらいです。
助っ人の皆さんにお任せして、本屋の店番はできなかった春から秋の半年間。ここからは「本」業に戻るつもりです。
ただ、いかんせん散らかっている我が家。こちらもなんとかしなくては。
思えばかつて訪ねてきてくれていた両親もここ3年間に相次いで亡くなり、そのうえ本屋だけでなく油やという草鞋も引き受けて、そうこうしているうちに、プライベートの生活というものが壊滅してしまっていることに、いまさらながら気づかされています。

そうでなくても秋は慌ただしいです。ストーブの薪を調達して、そろそろ車のタイヤもスタッドレスに変え、油やの水抜きをして、自宅は不凍栓の電源を入れてと、白いものがちらつく前にあたふたしている追分人ですが、日々の生活の質も落とさないようにしなくては。

油や来季を決めるのストーブリーグも、ぼちぼちはじまります。冬眠はなかなかできそうにありません。