otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

林住のつぶやき

中学生の時に、中庭のアスファルトのコートでやっていたバスケットボール。大柄の的敵にポンと突き飛ばされてしりもちをついて、その拍子に頭をゴンとぶつけてしまい、即退場。その後保健室で横になっていました。この時脳震盪は起こしていませんでした。たんこぶができ、頭がガンガンとしてきて、そのまま親に迎えに来てもらって、近くの外科に行ったところ、問題はないということでしたが、今晩は泊まっていきなさいと院長先生に言われて驚きました。
頭のけがの場合、脳内に起きた出血などの場合、事故からの時間が早いものほど、即座の対応が必要で、今晩中の発作は、家に帰っていてはもう間に合わないということでした。心細く入院し、結果的に事なきを得て今に至るわけですが、その教えはとてもわかりやすいものでした。万一、小さな損傷ができて、じわじわ血が出ていたとしても、数年後にその血だまりが脳内で問題を起こしたとしても、その処置は一刻を争うというものではないということです。
その外科はもうありませんが、鬼軍曹のような先生はおっかなかったけれど、おっしゃっていたことは間違っていなかったと、実家に帰り、前を通るたび思い出します。

将来もある、才能のある選手であればこそ、しかもテレビに写っているのであればなおのこと、示さなければいけない姿があると思います。どちらが一生を棒に振ることになるかということを。頭は精密機械と心得ましょう。