otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

冬支度のさなかの不運

昨夜夜の10時過ぎ大きめな地震が県内(北部)小谷村・小川村で発生しました。
人によっては3連休の最中、夜間でも普段より外出しておられた方も多い夜だったかと思います。山間部の被害が大きいようで、住宅密集地ではなかったことで、すでに寒くなって暖房を使っている時期でしたが、火災は発生していなかったのがせめてもでしたが、真っ暗い時間の地震であり、余震も含めてさぞかし不安な体験をなさったこととお見舞い申し上げます。
軽井沢・御代田あたりは震度3で、数字的はさほどでもなかったですが、直前に机の上の携帯電話の地震発生の予報が凄まじい音で鳴って、この音は初めてでしたので、その音にすっかり驚きました。そのすぐ直後に揺れはじめ、ゆっさゆっさと大きめに揺れ、10秒ほどだったか、ペンダントライトはそのあともしばらくずっと揺れていました。震度3よりも大きく感じました。ただその後の余震は体感できませんでした。
小谷村、白馬村あたりが震度6弱だったとのこと、人口密度は高くない山間部ですし、時間も田舎の10時は深夜ですから、道路での事故等はさほどでもなかったようですが、土砂崩れで埋まった道路もあるようです。巻き込まれている車がないことを祈ります。電車は最終よりは前だったので運行中でしたが、大きな事故はきいていません。新幹線をはじめ駅に停車させられ、夜明かししたものもあったようです。
明るくなって、家屋の被害も見えるようになってみると、白馬村のあったり、墓石が大きく乱れた墓地や、つぶれてしまった家なども少なからずあって、被害にあわれた方はご無事でしょうか?
雪が里に降ってもおかしくない時期ですが、幸いまだ降雪はありませんが、すでにかなり寒いころとなり、特に夜は氷点下ですので、おつらいことでしょう。
紅葉はとうに過ぎ、今は雪の前の冬支度の最中です。師走を前に家や家財に被害を受けるのは厳しいです。
週末の災害というのは、報道関係もやっぱり週末シフトに入っており、テレビとかもそういう番組構成ですから、2月の大雪の時もそうでしたが、なんとなく災害の緊迫性が、被災地以外に伝わらないきらいがあります。なんでいつもそうなんだろうか。

東北の被災地でもまだ復興は十分でないはず、この時期に選挙をしている余裕は、金銭的にも時間的にもおそらくないと思うのですが。
東北の震災の翌日に大地震が発生した長野県栄村(小滝)は、被災の免責的規模の小ささ、また津波原発の問題はからまなかったので、東北よりは復興していると考えるのがいいのでしょうが、あまりにも時期が激甚の東北震災と近かったばかりに、多くの人には忘れ去られているかもしれませんけれど、いざ復旧させようとしてみると、山奥の限界集落ということで、様々な問題が起こっていると聞いています。復旧はできても復興はそう簡単ではありません。おそらく中越地震も同じではないでしょうか?地方のしかも辺鄙な場所での自然災害は大問題なのです。アベノミクスとやらの経済の復興が、こういった地方に行き渡るのは、いったいいつのことになるのでしょうか?
来春開通することで湧いている金沢新幹線。今回大きく揺れた場所は、すべてその沿線です。白馬村あたりは長野県の中でもオリンピックの影響を今なお残している場所でもあり、また豪雪地域でもあり、長野県の中でも難しい地域ではないかと思います。個人的にとても憂いを感じています。

お金を一切使わない選挙というのはできないものなのでしょうか?選挙関連の需要ばかりが高騰して、そのお金は選挙後には何の価値も生まない。使い捨てのようなお金。もったいないと思います。「やりくり」という言葉を思い出してほしいです。

それともう一つ。女性の輝く世界をと言っていますけれど、一年のうち12月ほど女性の過酷な時期はないと、半世紀生きてきた女の実感です。働く女性も、お母さんも、お嫁さんも、お姑さんも、12月にのんびりしている女性はまずいないと断言できます。
正月は延期できない。睡眠時間を削って、時間のやりくりをしている女性がどれほど多いかわからない
その時期になぜ突然選挙なのか。寒い時期に血圧が上がるということも健康的ではない!この辺でやめにします。