otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

ピンストライプ


ほら、筋が見えるでしょう?

朝はこんなに良く晴れていたのですが、午後になって山は隠れてしまいました。でも気温は穏やかで、珍しくストーブを点けない一日でした。
正午近くに店に出勤したら、裏庭の20cm位水の溜まった池(本当は泉のはず)が、鳥たちの社交場になっていました。ブッシュの中にホオジロの姿もみえました。まさにここは野鳥のためのオアシス。水浴びをした後に、入念に羽の手入れをしています。健康管理は鳥とて大切です。

店は静かですが、ささくらさんにいつも来ている方が初めて、向かいにある当店の暖簾をくぐってくださったとのこと。有難うございます。通称「ささくらながれ」はとても大切です。

その方が本と一緒にカレンダーを買ってくださって、「なぜ犬のカレンダーはないのですか」と聞かれてしまいました。当店では風呂猫さんのカレンダーを年末まで数種類預かっているのですが、それは文化磁場油やの一員である「風呂猫」さんに頼まれたて委託で置いているからなのです。
カレンダーの好みは様々で、カレンダーをまともに取り扱ったら、大変なことになります。今まで玉村さんのものや、星燈社さんのものを置いたこともありましたが、完売することはやはり難しく、カレンダーを扱うのは断念しました。小さな店では委託はできても、買い切りはとてもリスクが高くてできません。

なぜ犬のものがないか、猫ばかりなのはどうしてという質問はよく受けます。当店にはほとんど「犬」関係の雑貨がないのです。実は犬というキャラクターは、あまり本には向かないようなのです。文学作品やアートの世界においてもおそらくそうではないでしょうか?あまりに犬は、その存在が分かり易いからではないかしら。猫にはミステリアスだとか、怪しいとかいった要素があるので、お話には向いているのだと思います。犬種が多いこともあるかしらん.軽井沢町としては、犬の関連の店が今後増えそうですが。

夕方からじんわりと湿り気が出てきて、夜半からまた雨音が聞こえてきました。

ようやくBBCのテレビドラマ「ダウントン・アビー2」の放映が始まりました。いよいよ戦争に突入です。NHK日23:00−
舞台はイギリス貴族という縁遠い世界ですが、こんがらかった人間模様が実に面白いし、よその国のことなのでまさにフィクションのごとく楽しめます。社会に存在する階級の違いが、はっきり見えているのも、細部にわたる時代考証もお話としては興味深いですが、当事者だったら…。