otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

風のなかで立ち尽くす日々

今日は、朝方、少しだけ雪が降って、その後は濃霧にまかれて白〜い一日でした。フォグランプを点けても、10m先は完全に靄の中。一部の路面はまだ凍っているし、路肩は凍った残雪があり、屋根からはツララが延びて、屋外は極めて危険な状態でした。
昨日で年内の本屋の営業は終わりましたので、今日は一日家事にいそしもうと思っていたものの、やれ年内のゴミステーションが今日の16:00までだとか、郵便局も閉まるとか聞くと、やけに忙しい月曜日になりました。ここにきて、発送作業も増えてきました。冬期休暇に入ったかたも増えているのでしょうか?ヤマトに通信販売の発送をだしに行ったら、年末年始も通常どうりとのこと。ご苦労様です。流通はむしろ止めることの方が難しいのかもしれません。



年の瀬も押し迫ったこの数日に、次々と耳に入ってくる知人の訃報に驚かされています。中にはだいぶ前のものもありました。自分のことに精いっぱいで、知らぬままになっていたようです。それにしても度の方も、昨年まで普通に接していた方ばかりです。
あまりに突然のことで、心が平生ではいられないのです。
ここ半年の間に、特に50.60代の同年代、いわゆる働き盛りの方がたが、片手では足りないほど亡くなってしまって、なぜだ?と叫びたい。

そんな中、朝、BSで写真家を特集したCANON提供のの番組がありました。追分コロニーで遺作展をやった真島満秀氏の兄弟弟子にあたる御二人が登場するとあって、万難を排して見ました。飛行機を追った男たちを取り上げた後、鉄道写真のふたりが登場。
長根広和さんと、山崎友也さん。マシマレイルウエイピクチャーズの猪井氏の姿もありました。束の間の静かな美しい時間を過ごすことができました。
月と太陽と評されたタイプの異なる二人の後輩が、新たな鉄道写真を構築した真島氏の血を受け継いで、さらに進化させているように感じられました。きっと真島さんも喜んでいるに違いないです。

夜感鉄道

夜感鉄道

写真には心を落ち着かせる力があるように思います。

忘れられない日々を背中に背負いながら、首を垂れて次の年の扉の前に立っている、そんな日々です。
はたして、扉を開けて、向こうに歩んでいけるのか?

鉄道写真家・真島満秀の世界 (JTBのMOOK)

鉄道写真家・真島満秀の世界 (JTBのMOOK)

真島満秀氏展を本屋の中でやった時に、2L写真の印刷を引き受けてくれた御代田の依田フォトさんもまた、今年鬼籍に入られたおひとりです。首からカメラ下げて、馬子唄道中の写真を撮ってくださっていた姿などを思い出します。