otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

寒風にさらされて

薪小屋の貧弱な景色を横目で見ながら、今日はさすがに薪を使おうかというくらい、寒い一日でした。予報では少なくても午後は降雪かと思いましたが、さいわい雪はちらちらと舞う程度ですみましたが、風が強いのなんの。
昨日あたりは雪ではなく雨で、残雪も雨に融かされ、地面がだいぶ顔を出したりした後とあって、今日の風の冷たさが一層身に沁みます。
こんな時に大災害が起きて、家を追い出されでもしたら、停電したら、この地ではいったいどうやって生きてゆけばいいのだろうかと。昨年の1mの大雪も、滅多にない大災害でしたが、たとえ家から出られなくても、とにかく停電しなかったのが不幸中の幸いでした。

一方、自然災害ではなく、東京大空襲があったような戦争だとすると、こんな田舎は空襲になることはまずなく、現に第二次世界大戦のとき追分で疎開していた人は多くいらっしゃいました。住宅事情も現在ほど十分ではなく、物が不足していた時代に、どんなに寒さが厳しくとも、食べるものが何とか手に入り、空襲の危険はないということこそが貴重だった時代もあったのです。

空襲、疎開、大地震、大津波、火山の噴火。夜半になりまた雪が降り始めましたが、細かい雪です。県内大雪警報があちこちに出ています。県の北の方は一日で40cm位も積もったそうです。

いろいろなことを、風の音を聴きながら、考えさせられた3月10日です。
そして夜が明けると3月11日です。