otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

雑談的

半年間楽しんだ朝のテレビ小説や、桑子アナウンサーとタモリさんによる「ブラタモリ」が本日をもって終わってしまいました。ちょっと残念。
また、男子のフィギュア・スケートの世界選手権のファイナルの結果も出ました。
全然違うものではあるのですが、これらのものに共通するのは、やはり滑らかな美しきものが強いということではないかと、ふと思いました。

二つの番組に共通していたのは、画面が美しかったということです。
世間では生々しい話題が多い中で、せめてもテレビの画面で見るものは美しくあって欲しいと願います。心地よい時間が過ごせます。

朝のテレビ小説は特に、一日の始まりに観るものであり、やはりいいものであってほしいです。新次郎さんの所作の美しさ!
ブラタモリも前のアナウンサーのユカさんもよかったです。今回の桑子さんは、それに負けないくらい佳い相方ぶりでしたね。だんだんタモリさんの扱いに慣れていくのも楽しみでした。最近はますます上達して、タモリさんや、解説の方がたのオタク的な、ともすると専門的な難しい話を、桑子さんのにこやかな笑い顔が包んで、うまくまとめていたように感じました。
特に今日の回は秀逸でした。
水の国:熊本のことがとても興味深く拝見できました。なんだかとっても為になった気がしました。加藤清正凄い!とも。

さて、残念だったのはスケートです。
昨日のショートプログラム。羽生選手は一位でしたが、私はどうしても昨日の滑りがいいとは思えませんでした。一言でいうなら、スケーティングが荒かったという印象が強く、いつもの羽生選手の端正な滑らかさに欠けていたようです。
練習時に妨害されたとかなんとかいう、雑音も入ってきましたが、例えばサッカーでアウエーで劣勢の環境とか、芝の状態が悪いとか、コンディションは常にベストとは限らないけれど、一流選手ならばやはりそれに負けてはいけないと思います。
きょうのフリーではジャンプのミスがでて、それでも二位とは十分凄いけれど、私は全体的に雑だった、美しくなかったと感じました。順位だけがすべてではないのです。
ボストンのリンクは、標準より少し小さいということなども、皆に共通の条件であるわけで、一流選手はそういうことをすべて乗り越える力を持っているべきです。
凄くセンシティブなスポーツですが、だからこそ心を無にして、氷を自分のものとして、滑らかさが生まれた時の美しさは素晴らしい。
彼のいつもの滑らかな美しいスケートを見てみたいと思いました。
順位以前に大事なことだと思います。
スコット・ハミルトン、ジャネット・リン、日本では高橋大輔選手なども美しいスケーティングのできる選手でした。

それにしてもブライアン・オーサーコーチは、メダルメーカーですね。
キム・ヨナも彼がコーチだったわけで。

余談ですが、彼の現役の頃、二人のブライアンがライバルで競っていたことなどを思い出します。
そうだ、もうひとりのブライアンである、ブライアン・ボイタノ選手(米国)がアラスカの氷の上で滑ったエキズビションも、それは美しかったです。デビット・フォースターの曲もよかったなあ。選手としてはボイタノが上でしたが、オーサー氏にはコーチとしての才能があったのですね。

やはりスケートは美しくないと。さあて明日の女子はいかに?