otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

月光浴

otobokecat2016-12-14

発送の荷物(本)を御代田の郵便局へ閉店ギリギリに持ち込んで、ちょっと買い物をしてから18号線の町境の上り坂を上がってくる途中、あたりはとっぷりと暮れた五時半頃、林の中の向こうに金色の光がちらちらと見えました。もしや・・・。そう、今日は満月のはず。

修理に出しているための代車の軽自動車のエンジンをうんうん言わせ、はやる気持ちをおさえつつ追分まで戻り、車を止めて東の空を見ると、やはり!でっかい満月が上ってくるところでした。
それは素敵なクリーム色。
雲一つないくっきりとした空にくっきりと浮かんでいました。その大きいこと!
寒さも忘れて見惚れてしまいました。

そして夜半、さて寝るかと消灯したら、床が四角に白く光っています。天窓から月光が家の中に差し込んできたのです。天窓の真下に立ち見上げると、四角い窓のまん真ん中にお月様が見えました。

あれから7時間。満月の光をずっとこの家は浴びていたかと思うと、何やらありがたい気持ちになりました。月の加護?があるとすれば。

今年最後の満月がこんなにくっきりと拝む事が出来て、とても心が鎮まりました。
しばらく立ち尽くして、天窓からの月光を浴びてから、これはもしやと食堂の北窓を見に行ったら、予想通り、窓の向こうには白く光る浅間山が見えました。昨日の雨はやはり山の上は雪だったのです。日中は雲の向こうで山は見えませんでしたが。

そこでひとまず寝るのは止めて、ご無沙汰していたブログを書くことにしたというわけです。

風一つなく、何一つ動くもののない、ただ月光がは差し込む林のなか。

明日の朝は飛び切りの放射冷却によって、きんきんに冷えることでしょう。
地面を覆う霜たちに、月光の片鱗を見るのではないだろうかと。

みずうみのたから (世界の絵本)

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まんげつのよるまでまちなさい

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満月をまって

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