otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

ムーンライトキャッチャー

気温はだいぶ下がっていますが、お日様が出たので、だいぶ雪は消えてきています。融けたというよりも、水分になるかならないかで、蒸発し雲になっていったという感じです。そのうちにまた降りてくるんでしょうけれど。

今日は浅間山の噴煙は多めでした。もくもくが目視できました。

追分野鳥食堂は朝から盛況です。夜のうちに満タンにしておいてやります。私が目覚めた頃には賑わっています。
アトリのみなさんもヒマワリの種をつつき始めました。彼らは本来は草の種のようなもの方が好きで、地面を歩き回っては落ち葉の下をつついていますが、なにせ雪に覆われてしまったので、作戦を変えたようです。
現在使っている餌タワーは、小さい鳥のためにデザインされているものなので、アトリはカラ族より少し大きめなので、窮屈そうです。
それにしても彼らは本当に目がいいのに驚きます。
今日は餌タワーが空っぽだったので、ヒマワリの種を満タンにしたところ、種が二つ入り損ねたので、その二つを雪の上に撒いたところ、すぐさまそれをつまみに飛来しました。ほんの一瞬のことです。どこかで私が種を入れるところを監視していたヤツがいたのでしょうか?

今日はいいことがありました。
定例の膝の検診日でしたが、今日は水が溜まっていなくて、注射をしなくて良いという先生の見立てだったのです。
3年前の2月14日、あの忌まわしい大雪のせいで悪化してしまった変形性膝関節痛でした。
初めはてっきり雪かきや無茶な雪中歩行のせいでおきた筋肉痛かと思っていたのです。安静にしていてもどんどん悪化して、ついに歩けなくなって病院へ行ったのが一か月後。当時は膝が全く曲がらなくて、つま先が地面から2cm位しか上がらなくなり、足を引きずって歩いていたら、かばっていた右足も悪くなりました。二か月後、薬と注射だけではだめだと転院して、リハビリも開始し、それから毎月検診、それと毎週リハビリをほぼ3年間。
治りかけるとまた転んだり、つまずいたりして元に戻り、患部から水を抜いたり、ヒアルロン酸?を注射したり、薬も飲んだし、湿布も貼ったり、電気をかけたりと、とにかく手術だけはしたくなかったので、筋肉をつけることが一番とリハビリを頑張りました。
半月板を損傷しているのを補うのは筋肉しかないということで、リハビリとストレッチの甲斐あって、今では小走りに走るのも大丈夫になってきました。階段もほとんど無理なく上がり下がりできます。ここまで回復できたのは夢のようです。

正座はまだできません。おそらく和式トイレも使えませんが、とにかく注射をしなくていいのは本当にうれしいのです。なにしろこの注射が強烈に痛いので。というわけで、今日はめでたい!日でした。もちろん来月また再開するということもあり得ます。氷ですっ転んだりしないよう、気を付けながら生活していこうと思っています。

動かないことによって筋肉が落ちるということが、どんなに手ごわいことかを体感しました。
入院したりして、寝ていることでも筋肉は落ちてしまいます。寝たきりになるということの怖さもよくわかりました。
人間には「筋肉」は本当に大事だということを、今の時点で理解したことは不幸中の幸いでした。

一度失った筋肉を取り戻すにはだいぶ時間がかかるということも学習しました。
このことは、あらゆる面で共通のことのようにも感じました。

夕方、店から自宅に戻ると、東の空に丸くなりつつある月が上ってくるところでした。
林の白い地面が薄青く光っています。夜は月光を受ける雪面です。
夜はムーンライトキャッチャーなのだ、と思わず口走りました。
残雪も悪くありません。このくらいならば。

「日和」1月号に推薦した絵本の表紙にもちょっと似ています。

月夜のみみずく

月夜のみみずく

こちらは去年の。

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