otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

満々とした月光の下で妄想

昨夕四時頃だったか、炊事をしていたら、目前の窓から見える東の林の木々の間に、丸い白いものが見えました。まだ空は青みのある頃で、まるで電気が点いたようにそこだけ白かったのです。ただただ丸いので、初めはそれが月だと認識できず、何かなぁとさえ思っていましました。

やがて空はだんだん明度が落ちて、白いものはよりはっきり見えるようになりました。
位置は少しずつ上がり南にずれていきます。
ようやくもしやこれは満月?と気がつきました。
昨年までは月の満ち欠けカレンダーを使っていたので、今日は満月だ、新月だと気にかけていましたが、さて、昨夜の月はどうだったのでしょう?
きっと満月に違いない、と思うのは、夜半の明るさが尋常ではなく、雪原が月光をキャッチしていたのでなおのことで、はるか遠い家も見えました。カーテンの隙間から漏れる窓外の明かりで、寝付けないほどでした。
都会と違って、普段は街頭のある道路沿い以外は、懐中電灯がないと歩けないような漆黒の闇に包まれるこのあたりの夜ですから、月の光の凄さがより実感できます。おそらく窓辺で本も読めます。さすがに読書は試したことはないけれど、手のひらを開くと手相が見えました。

大雪に見舞われた西日本には、厚い雪雲にさえぎられて、この月光は届かなかったわけですが、満月の晩に大雪が起こり易いなんてことがあるかもしれません。
3年前の大雪の夜の月齢はどうだったのだろうと、気になり始めました。
実はこのことが気になっていたから、寝付けなかったのです。

満月のような金メダルを羽生選手が取った記念すべき夜でもありました。
月齢カレンダーは来年は手に入れようと思います。

今日はいまのところ穏やかに晴れていますが、日の出から二時間、青かった空は白味がかかってきています。開店日です。