otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

木ばかりが受難。

松本での市に向かうN氏とともに早く起きて、恐る恐る外を歩いてみる。ベランダに並行して横たわる松ノ木のうえに、家の角に接して45℃斜めに倒れてくれた白樺がクロスしており、ただただ、家の無事を有難く思う。まるで家が口と考えると、「右」という字になっている。

家の裏は国有林だが、その中でも我が家の北側はまるで爆撃にでもあったかのようにごっそり倒れている。その空いた林の向こうに浅間山が見えた!
斜めになっている松を切れば、確かに林道から浅間山が見えるようになる、これは!いつかそうなって欲しいと願っていたが、まさかこんな強引な形で実現しようとは。

開店のために店まで歩いて行くと、あちらこちらに根っこごとごろんと木が寝ていた。また無残に折られた木もあったが、わが庭ほどひどいところはあまりなかった様に見えた。不思議なことに根こそぎ倒れた木の隣に、まったく被害のない木が何事もなかったように立っている木がある。


〜航空写真が撮りたい気分。

店まできたら、隣の油屋旅館の前庭が凄いことになっていた。玄関へ続く道に覆いかぶさっていた木が刻まれていたが、それ以外は根こそぎ倒れて、放置されたままだった。
店の裏の駐車場の大木も根こそぎ倒れていたが、電線にかかっていたため、中部電力によってきれいに片付けられていた。建物の東側に雨が吹きつけたあとがかなりみっともない。建築士さんに連絡しなくては。

12時に開店してまもなくして、小さい女の子を連れたご夫婦が見え、なんと北尾トロさん一家であった。ご家族旅行中に立ち寄ってくださったとのこと。お嬢さんがなかなかおしゃまさんで、木のおもちゃを出しておもてなしする。お名前は聞きそびれた。トロさんがマメにおしゃべりに付き合っておられるのが微笑ましい。女の子は三歳からすでにおしゃべりなのだ。ブックカフェのご利用もいただき、本・雑貨のお買い上げも。感謝!です。

お客様の間に、夏の本を下げ、秋の本をだす。

天気は快晴。ここも残者あり。昨日ほどではないが、そこそこの売り上げがあり。別荘の様子を見にこられた方も多し。家に被害のあった方はなかったようだ。良かった。
閉店間際に松本からN氏が戻る。お疲れ様。

《交通情報》 和田峠が通行止めだったとのこと。