otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

2010-01-01から1年間の記事一覧

光の座布団

先週の快晴の日の午前中、ふと見るとベル公が珍しく床で丸くなって眠っていました。普通の猫には珍しくも無い光景でしょうが、こいつは非常に用心深い猫なので、ホットカーペットでもついていない限り床の上では眠りません。ソファの中でもクッションの積み…

蜂の家

北向きの窓は日本ではあまりポピュラーでは無いかもしれませんが、実は窓外の景色を見るなら北向きがベストなのですよ。天気のいい日には、一日中太陽が当たっている景色を見ることができるから。南向きの窓は日差しは入るかもしれませんが、軒が出ていない…

雷の巣

■雨に濡れるツリバナの実 昨晩は予報どうり夕刻からの雨で、十五夜は拝めませんでした。(涙) 昨夜は珍しく寝つきが悪く〔いつもは瞬間撃沈なのですが)、寝返りを再三打ったり、手許の灯りをつけて枕元に積んである本を開いたりしながら、苦労して眠りにつ…

彼岸

「暑さ寒さも彼岸まで」というのはここではまさしく実感していますが、まだまだ暑い所もあるようですね。まさしく残暑? 手前ごとで申し訳ありません、おかげさまで追分の三連休はいい日和の中で静か〜に過ぎていきました。 当店としてはこのカレンダーがめ…

かしましい秋の日々

こんなに爽やかな休日だというのに、追分宿はさほど混雑もせず、あの避暑地とは言いがたい8月に暑さの中をお越しいただいた方々にいまさらながらに申し訳なく思ったりしていました。今が一番良い時です! いろいろ聞いてみたら、ここ以外は十分混雑していた…

秋という坂を下る

実は週末に緊急事態発生し、番頭は急遽関西に出かけてしまい、なんとか店は一人で切り抜けました。秋の週末はおかげさまで案外店は繁盛するのですが、発送業務がないのと、たまたま喫茶の用がほとんど無かったのは助かりました。本取り寄せの注文をいただい…

台風が捲った頁

■エノコログサが涼風に揺れる追分です。 台風に莫大な被害を受けた年もあったので、台風の動きはどうしても気になるのですが、過ぎてみれば、今回の9号は追分にとっては久々のまとまった雨をもたらし、さらりとカレンダーをめくっていった、というところで…

たかが園芸にあらず

お客様から夏の初めにいただいた苗の中に、ひまわりが入っていました。暑い夏に似合う花ですね。 夏の終わりの園芸教室ですが、わずか企画から一週間足らずで6名もの参加者があり、やはり別荘の開いている期間は集客力が違います。 朝のうち曇りで、これはち…

トリートの秋

お陰様でなんだかんだとざっと40日休み無く完走することができました。思えば7月中旬の鉄道写真展の時も期間中無休でしたから、その頃からすでに走り出していたわけで、ソウ考えると今年は結構頑張ったことになります・・・。 そのご褒美??というわけでも…

庭いじりの余裕

庭を歩く余裕さえない8月は例年は店の回りは茫々たる状態となってしまいます。この夏は二回ほど草刈りをして貰ったので、何時に無く庭が落ち着いています。店の前の一坪庭、東側のドライな植え込みも二年目の夏は成長が著しく、手をつけていない北側も草を刈…

鍵穴に鍵がはまった朝

日に日に陽が傾き、林の中に陽が差し込むようになった昨今、晩夏を肌で感じていましたが、今朝は今までとは違う、カチッと秋の扉が開いたような朝でした。紫の山肌もくっきりと見えていますし、空色のクレヨンより青い空の色、朝露が残る草むらには、ここに…

日の傾きを感じる頃

今日も追分はよく晴れてます。ここ数日雷雨がないので、地面も林もかなり乾いています。そのせいか久しぶりに薄い藤紫の浅間山が遠くにみえます。 微風が枝先の葉だけ触って行きます。朝からうるさく鳴いていた蝉がなぜかぴたりと鳴くのをやめたら、林の向こ…

日替わり騒動

蜂に刺されたところの痛さが過ぎ、今度は痒みと戦っていたら、ベル公の様子が少々変。なんとなく臭い!し、妙に静か・・・ということはもしやと、身体検査をしてみたら、やはり耳の後ろのあたりにふくらみ!あり。触っているうちに傷口が破れて膿がどっと出てき…

蜂騒動

← ■サラシナショウマが立派になりすぎて看板が隠れて来ています。店名が見えませーん。そろそろ蕾がついてきました。二年目になり俄然充実してきた前庭です。二日前のこと、洗濯物をベランダに干し、いつもと違ったルートで庭に出てごみを捨てに裏へ廻ったと…

古本は万能

番頭が運転免許証の更新に軽井沢警察書へ行くことになり、かなり久々に町の東側に車で出かけることになり、それなら!と私も同乗して、市村記念館隣のギャラリー「蔵」(この書き方があっているのかどうか不明)で行われているインテリア・エキジビション[ex…

後半戦の笛か太鼓か

■Aさん丹精のジャガイモとかぼちゃをいただきました。ご主人が病気から復活された後に二人で作った畑の実りです。噴かして食べたらホクホクで美味しい!こと。収穫がAさん夫妻にとって復活祭ですね。 毎晩、浅間神社より盆踊りの拍子の太鼓の音が10時頃ま…

精霊のちから

■ハギ満開 盆の墓参りをしてから、店を開けました。 台風は行き過ぎたもの今ひとつぱっとしない空模様でしたが、墓参りの際中に雨が降ったことは、不思議と知る限り一度もありません。 俗的な部分では、盆の間は主要道路がひどく混んで、抜け道に使う車が中…

本棚のある空間

あなたの寝室や居間に本棚はありますか?もしかしたら、本棚から本が溢れて、本が床に積んでありますか?本が本棚に詰まっていたり、積み上げてあるばかりで、なかなか読むことが無かったとしても、多分本の背表紙は本の放射線を放っているはずで、本が身近…

この場所を知る

軽井沢散策今年の二回目の散策場所は、地元「追分」です。講師はおなじみ森林インストラクター:高尾幸男さん。夏のトップシーズンは取り立てて宣伝をしなくても、お陰さまで例年あっという間に参加者が集まります。7月の下旬から暑さに悩まされていた追分…

あっぱれな人生

7月24日より堀辰雄文学記念館で「堀多恵展」が行われています。7日午前に行われた緑陰講座は、ご養女菊地和世さんによる「母のおもいで」には定員を上回る申し込みがあり会場は満員御礼でした。 堀多恵さんを一番近くで見ておられた和世さんのお話は実に新鮮…

秋色

避暑地の看板を返上しなくてはならないほど暑い軽井沢ですが、暦は足踏みをせず、虫の音は日増しに大きくなっていきます。昼は30度近いですが、朝晩は20度以下の日もあり、その温度差からか枝先が黄葉している木もがあります。思えばそろそろ立秋です。 現在…

ベリー・フィールド

7月中旬にイベントをやったのは今年初めてで、それが終わったところからすぐさま夏の無休営業が始まったため、7月がこんなに活動的だったことは初めてでした。あらま、残すところ7月も後一日です! 例年だと夏の始まりはスローで、7月は案外のんびり過ごせ…

山と鉄道と安全

スイス鉄道ものがたり (たくさんのふしぎ傑作集)作者: 宮脇俊三,黒岩保美出版社/メーカー: 福音館書店発売日: 1995/09/15メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (7件) を見る追悼宮脇俊三と黒岩保美のコンビで書かれた「たくさんのふしぎ」シ…

雷雨はセーフだったけれど

馬子唄道中終了しました。 雷雨が何時始まるかということが最大の焦点で、スケジュールも例年より一時間ほど前倒しして行うことになっていたのですが、意外なところに落とし穴がぽつぽつとありました【涙】。 穴その1:渋滞による「馬」の到着の遅れ 穴その…

今日も夏晴れ!

昨晩は気持ちばかりクールダウンしましたが、一夜明けてもうその名のごとく「盛夏」にもどりました。 午前中林道を20台近いオートバイが一台また一台と走り抜けていきました。所々、宅急便のトラックや、一般車両がはさまれていましたが、壮観でした。林間を…

夏本番に備えて

写真展を開催中に梅雨があけ一気に夏になだれ込み、終了後二日間は店の棚復旧に注力して黙々と作業し、木曜日に開店したら、8月31日まで41日間無休であることに気づき、ちょっと愕然としています。(その上9月1日が水曜日ですので店は閉めますが、翌9月2日は…

束の間の「駅」

本屋のなかではたして写真展がうまくできるであろうかと、オープンするまで内心不安でした。展示器具も、照明設備もろくになく、写真が映えないのではないか、お客様に満足していただくことができないのではないか、一方平行して開店している本屋部門が機能…

夏の訪れは氷粒とともに

真島満秀鉄道写真展も残すところ後3日となりました。連日の雨降りのなかをほぼ切れ目なく来店のかたがみえており、新聞に載ったタイミングのよさもさることながら、鉄道のある風景写真への関心の高さがうかがえます。写真集、2L写真ともに売れ行きも好調…

栗の花が終わると

ドアや窓を開けると、湿気とともになんともいえない甘い香りが鼻腔をくすぐります。熱帯モンスーンのような雨/雨/雨の毎日ですが、雨の匂いもしないくらい屋外に満ちているこの匂いは、栗の花が発しています。咲き始めから二週間ほどたち、そろそろ花期も終…

皆の思いが実る頃

またしても追分村の地力が発揮されて、『本屋の中の写真展「鉄道回廊」〜真島満秀の世界』が昨日から幕を開けました。 7月4日夕刻からわずか3日間で、ブックカフェの空間は、見事にギャラリーに模様替えしたのです。多くの方のお力添えが結集したからこそで…